【平岡洋二 連載コラム】まるで別人!! ダルビッシュのメジャー仕様の肉体に驚嘆(東スポWeb)

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【平岡洋二「アスリートの解体書」(14)】2012年6月、ロサンゼルス郊外のアナハイムにあるエンゼル・スタジアムで行われたメジャーリーグの試合を観戦した。目的は「YU DARVISH」の登板。それまでにトレーニング指導で関わった100人を超えるプロ野球選手たちの中で、3人目のメジャーリーガーの堂々たるプレーをしっかりと見届けさせてもらった。  私とダルビッシュ有との出会いはその前々年のオフ。金本知憲のトレーニングを見て学びたいと「アスリート」にやって来た時。自らのトレーニングに取り入れ、なおかつ、当時所属していた日本ハムに持ち帰りたいとのことであった。金本のトレーニングの見学と主だった種目のフォーム指導や取り組み方などを説明。そしてシーズンが開幕し、5月のカープとの交流戦時に再訪。この時は時間もあり、形態や筋力の測定も実施した。その際、私が話したのはウエートトレーニングの本来的な目的はパワーアップ。だから、本格的に取り組むのなら筋量増による体重増は必然であるということだ。  具体的には当時の肉体は196センチ、90キロだったので、10キロ程度増量しないかと。彼にも全く異論はなかったので、トレーニングの継続と再訪を約束して広島を後にした。そして、翌年の交流戦時に衝撃的な再会となった。驚異的と言える肉体改造を成し遂げた成果を私に確認させるためにやって来たのだ。まるで別人がごとき肉体の変貌ぶりは言葉や文章では表現し尽くせない。本人との約束で裸の写真は公開できないが、金本を始めとした「アスリート」でトレーニングする多くの選手たちは、1年前と並列してプリントした前・横・後ろの3方向から撮った裸の写真を見て、一様に驚嘆の声を上げた。  体重10キロ・胸囲10センチ・上腕囲3センチ・大腿囲6センチ・筋力40数%、それぞれ増のメジャー仕様の肉体がこの時点でほぼ出来上がっていたと言えよう。合わせて食事やサプリメントへの意識が格段に向上していたことにも驚かされた。「肉体の向上によるパフォーマンスの変化は?」。その返答は明快だった。「真っすぐが間違いなく速くなったのと疲れにくくなった。9回でも155キロを投げれます」。それはシーズン終了後の分析データでも証明されていた。では対戦した選手はどう感じているのか聞いてみた。 「アスリート」でトレーニングする某球団の主力は対戦して安打を打

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(2020/09/03)