【F東京】ルーキー安部柊斗が2発、青色ヘアで五輪代表強烈アピール…16年以来4強(スポーツ報知)
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◆YBCルヴァン杯 ▽準々決勝 F東京3―0名古屋(2日・味の素スタジアム)
F東京は、東京五輪世代のMF安部柊斗(22)の2得点など3―0で名古屋を下した。五輪世代と兼任で指揮する日本代表の森保一監督(52)も注目する大卒ルーキーの活躍で、2016年以来となる準決勝進出を決めた。昨季王者の川崎は、FW小林悠(32)の2得点などで神戸を6―0で下し、2年連続の4強入り。10月7日の準決勝は川崎―F東京(等々力)、横浜M―柏(ニッパツ)の組み合わせとなった。
MF安部が東京五輪代表候補に名乗りを上げた。前半37分、FWディエゴオリベイラがドリブルで右サイドを突破し、グラウンダーのクロスを供給。ゴール前の日本代表FW永井がスルーし、最後はペナルティーエリア左の安部が押し込んだ。さらに後半8分にも左足で加点。金髪から一変、「青赤魂です」とチームカラーにちなんだ青色ヘアで臨んだ一戦。貪欲に走り込んだことで生まれた2得点を「点が欲しかった。ゴール前に走って行かないとゴールは生まれないので。素直にうれしい」と喜んだ。
7月に日本代表MF橋本拳人(27)がロシア1部ロストフへ移籍し、主将のMF東慶悟(30)はけがで長期離脱中。過密日程を戦う上で、中盤の選手層は決して厚いわけではない。安部の覚悟は強まり、「2人がいなくても自分が引っ張っていく。責任を持ってプレーしたい」。7月4日のリーグ再開後全13試合に出場し、うち10試合が先発出場。8月19日の広島戦(3△3)でプロ1号を決めるなど、長谷川健太監督(54)も「決定力、ラストパスのセンスがある。代えがきかない選手」と信頼を寄せる。
夏場の連戦を乗り切るための対策も怠らない。「体を冷やして体温を落とすことを意識的にやっている。バケツに手を突っ込んだり、冷たいタオルで体を拭いたり」。さらに、足つり防止のために試合前日の寝る前には、500ミリ・リットルの水分を補給する。試合に出続けても、ハードワークでチームに貢献している。
F東京から海外へ羽ばたき、今季は仏1部マルセイユに加入した長友佑都と同じ明大出身。安部はこれまで年代別を含めて代表経験はないが、今季は日本代表の森保一監督(52)がリーグ戦視察の中で印象に残った選手に名前を挙げた。「東京五輪に出るのは夢や目標。選ばれるには結果を出さないといけない」と安部。新星の2