“進化”した松山英樹、見据えるのは悲願のメジャータイトル(夕刊フジ)

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 【SPORTS BAR】  米男子ゴルフのプレーオフ第2戦「BMW選手権」で松山英樹(28)が3位タイ。3年ぶりの優勝は逃したが、予選ラウンド終了後の言葉に“進化”が見えた。  「(打球が)自分のイメージしている視界から消えたのは(予選の2日間36ホールで)3度くらい。前週までは10度くらいあった。フェアウエーキープ率は悪いけど、ラフでも、視界の中にあれば、対応できる」  米ツアーはタフな設定である。コースの至る所に“わな”が潜む。今大会フェアウエーキープ率39・29%、パーオン率も51・39%とショットがぶれたが、最後まで優勝争いに加わった。  たとえば3日目の1番(パー5)、ピンをデッドに狙った2打目はわずかにショートしてグリーン手前のバンカーに入れたが、チップイン・イーグルの美技。“わな”を受け入れ、随所でショット、アプローチで多彩な技、多くの引き出しを駆使してスコアを作っていた。米ツアーで培った松山流の進化である。  2019-20年シーズン、19試合に参戦して最高位は2位(ZOZO選手権)、トップ10入りは5回、25位以内も13回で予選落ちはわずか3度。366万5825ドル(約3億8500万円)の賞金を手にし、年間獲得ポイントは10位である。  そういえば、かつて松山のキャディーを務めた進藤大典さんはテレビ解説でこう話していた。  「この大会からドライバーとパターを変えた。この時期、異例ですよ。新しいギアに慣れるのは時間がかかる。きっと英樹が目指しているのは秋のメジャーでしょう」  ナルホド。変則日程の今年、「全米オープン」(9月17日開幕)、「マスターズ」(11月12日開幕)と2大メジャーが控える。「ショットがぶれたが、粘れたのは収穫。後はショットを立て直すこと」と松山は締めた。  次戦はボーナス1500万ドル(約15億7500万円)がかかる今季最終戦「ツアー選手権」(9月4日開幕)。松山への期待も高まるが、その先にある日本人男子初のメジャー制覇、そんなビッグな夢もぜひ見てみたい。(産経新聞特別記者・清水満)

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(2020/09/02)