ケンタッキーダービー有力ティズザローの不安は天気(日刊スポーツ)

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4カ月遅れのケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、チャーチルダウンズ)が5日(日本時間6日)、無観客で行われます。6月のベルモントS(G1、ダート1800メートル)で第1関門を突破したティズザロー(牡3)は本拠地ニューヨークから、8月31日に現地入りしました。 ここまで7戦6勝。「真夏のダービー」の前走トラヴァーズS(G1、ダート2000メートル)は3番手から悠々抜け出して2着に5馬身半差の快勝。距離にもめどを立て、本命馬として本番を迎えます。 ライバルと目されるのは7月のハスケルS(G1、ダート1800メートル)など5戦4勝のオーセンティック(牡3)、6月のサンタアニタダービー(G1、ダート1800メートル)でオーセンティックを2着に退けているオナーエーピー(牡3)。今年4連勝中で前走のエリスパークダービー(リステッド、ダート1800メートル)を鮮やかに逃げ切ったアートコレクター(牡3)の3頭。いずれもティズザローとは初対戦です。 ティズザローを所有するサッカトガステーブルはニューヨークの実業家J・ノウルトン氏を中心に35人のメンバーで共有される馬主組織。所有したファニーサイドが03年ケンタッキーダービーとプリークネスSの2冠制覇。当時は高校の同窓生ら10人のメンバーが黄色のスクールバスで競馬場に乗り込むシーンが話題になりました。 鞍上を任されているM・フランコ騎手(25)はニューヨークを拠点に売り出し中の注目株。クラシック制覇はベルモントSが初めてでしたが、8月29日に行われたソードダンサーS(G1、芝2400メートル)をチャンネルメイカーで逃げ切るなど、今年G1・4勝目と好調です。 ここまでほぼ万全ですが、気になるのは空模様。競馬場のあるルイヴィルには水曜、木曜が雷雨予報。不良馬場で行われた昨年11月のケンタッキージョッキークラブS(G2)で唯一の敗戦(3着)を喫しており、ハードルになるかもしれません。 【奥野庸介】(ターフライター、ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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(2020/09/02)