鹿大 新型コロナ治療法を論文発表 血栓原因物質除去し重症化防ぐ(KKB鹿児島放送)
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鹿児島県の鹿児島大学は、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐのに有効な治療法について発表しました。
(鹿児島大学 馬場昌範 副学長)
『重症化を防ぐ治療法の中では、他とは一線を画すような非常にユニークな治療法』
論文発表された治療法は、鹿児島大学の医歯学総合研究科の金蔵拓郎教授の研究チームが、およそ20年前から取り組んでいます。新型コロナウイルス感染症が重症化する要因のひとつは、血液中に血管の炎症を起こす物質が過剰に作られ、血栓が出来ることと考えられています。
今回の治療法は、静脈から血液をとって動脈に返す人工透析のような仕組みで、血栓を作り出す原因物質だけを選んで取り除きます。
(鹿児島大学 医歯学総合研究科 金蔵拓郎 教授)
『最終的には抗ウイルス剤であり、あるいはワクチンの開発が待たれるわけです。重症化を防ぐという治療が、大切な手段のひとつになると思う』
鹿児島大学は今後、速やかに臨床試験を行い、治療法の確立につなげたいとしています。