気仙沼 カツオ連続日本一も魚価低迷(KHB東日本放送)
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生鮮カツオの水揚げ日本一の気仙沼漁港では、今シーズンの水揚げ量が現時点で、2位の千葉県・勝浦漁港を大きくリードしていて24年連続日本一の座をほぼ手中に収めました。
しかし売れ筋のサイズのものが極端に少なく単価も低迷していて関係者は戸惑いをみせています。
気仙沼漁港では31日朝も一本釣り船や巻き網船など12隻が入港し、およそ213トンの水揚げがありました。
気仙沼漁港のカツオの水揚げは8月28日の時点で8933トンと2位の勝浦漁港を3900トンほど引き離しています。
しかし…。第63佐賀勝丸武田道彦漁労長「特大ガツオと『ピン』と、間が少ないですね。あんまり経験上無いです」。
スーパーなどに出回る人気のサイズは2キロから3キロのものですが、2020年はピンカツオと呼ばれる1.8キロ未満のものが7割を占めています。
これには仲買人も困惑しています。仲買人「去年までと違って中間のサイズが全然無い。2キロ~3キロが無いからちょっと注文取りづらい」。
主に加工用になるピンカツオが多くを占めるため平均単価も下がっていて、7月の1キロ当たりの平均価格は2019年より4円安い219円でした。
水揚げは多いものの売れ筋のサイズが極端に少ないという異例の事態。漁協は「秋の戻りガツオ」での挽回に期待しています。
気仙沼漁協臼井靖参事「商材となる2キロ~3キロのカツオが極端に少ないので、買受人の方々は困惑していると思いますね。9月10月は戻りガツオの季節ですので我々も期待して、秋に向かっていければと思います」。