台湾とチェコ、経済協力強化へ コロナ後の商機見据える(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)台湾とチェコの経済や貿易、投資に関するフォーラムが31日、台北市内で催され、王美花(おうびか)経済部長(経済相)と訪台中のチェコのビストルチル上院議長の立ち会いの下、協力に向けた覚書が締結された。王部長は、ビストルチル氏らの滞在中、台湾とチェコ企業のサプライチェーン(供給網)の調整をサポートし、新型コロナウイルスの感染収束後の商機掌握につなげたいとの考えを示した。 台湾とチェコは経済的なつながりが深く、EMS(電子機器受託製造)の鴻海(ホンハイ)精密工業や和碩聯合科技(ペガトロン)、パソコンの華碩電脳(ASUS)、液晶パネルの友達光電(AUO)など、チェコに進出している台湾企業には大手が名を連ねる。地理的条件の良さや工業が発達していることなどから、台湾企業にとってチェコは欧州連合(EU)市場進出への重要な拠点とされている。 覚書は▽スマートシティーやAI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせたAIoT▽スタートアップや起業▽AIとロボット技術を結合させたスマートマシーン―の3項目について、双方の関連機関がそれぞれ締結。交流を促進させていくという。経済部(経済省)によれば、フォーラムの後にはマッチング商談会も催され、チェコから約30社、台湾からは約100社が参加した。 フォーラムに出席した国家発展委員会の龔明鑫(きょうめいきん)主任委員(閣僚)は、新型コロナの感染拡大後、台湾は多くの国から信頼が得られたとし、これはトレンドでありチャンスでもあると言及。感染収束後には、チェコの投資環境を調査するための視察団を派遣する方針を示したほか、チェコと共同で投資ファンドを設立することにも前向きな姿勢を見せた。 (梁珮綺/編集:楊千慧)

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(2020/08/31)