【EV人気の裏側】コバルト人権問題 労働者保護をリード、ボルボの「ブロックチェーン」とは(AUTOCAR JAPAN)

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text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド) translator:林 汰久也(ハヤシ タクヤ) 【写真】XC40リチャージP8、リチャージT5、ポールスター2【ボルボとポールスターの電動モデル】 (94枚) 環境規制と消費者の需要の変化により、排出ガスを削減するため、バッテリーEV(BEV)の需要は今後数年で急速に増加すると予想されている。 しかし、EVに搭載されるリチウムイオンバッテリーには大量のコバルト(Co)が使用されているため、内燃機関から電力への移行には大きな課題が伴う。 コバルトは、自動車やスマートフォンに使用される充電式バッテリーの主要な構成要素である。現在、世界の供給量の約60%は、コンゴ民主共和国の鉱山で採掘された鉱石から製錬されている。 需要が急増して鉱物の価格が高騰しているにもかかわらず、コンゴの推定25万5千人の鉱山労働者は、1日1.50ポンド(207円)以下の賃金で劣悪な環境で働いている。 報告書によると、こうした労働者のうち3万5000人以上が14歳未満で、1日あたり約60ペンス(82円)を稼いでいるという。また、同国内では違法採掘、人権侵害、汚職なども懸念されている。 昨年末、コンゴの14家族は、アップル、アルファベット(グーグルの親会社)、マイクロソフトなどの企業に対し、米国で訴訟を起こした。 彼らは、子供たちがコバルト鉱山で働かされて死亡または重傷を負ったと主張。名前の挙がった企業は、製品用に供給されるコバルトが児童労働に関連する可能性があることを知っていながら、サプライチェーンを適切に規制しなかったとしている。 アップル、アルファベット、マイクロソフトはそれぞれ声明を発表し、責任を持って素材を調達することを約束したと述べた。 この問題の解決に取り組む自動車メーカーも存在する。その中の1社が、ボルボである。

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(2020/08/31)