磐田・府八幡宮の屋台中止でも…「お祭新聞」発行へ(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 毎年10月に開かれる磐田市中泉の府八幡宮祭典を前に、地元の誇りの祭りを盛り上げようと住民有志が年1回発行する「遠州中泉お祭新聞」。見どころ紹介などが好評で愛読者もいるが、25号の節目に当たる今年は、新型コロナウイルス感染拡大で、各町の屋台引き回しが戦後初めて中止になった。新聞発行の是非も皆で頭を悩ませたが、「過去例が無い苦難の年。生の声を記録し、後世に伝えるべき」と思いを一つにした。1万部を刷り、9月中旬に配布する。  発行元は遠州中泉祭研究会(大城康秀会長)で現会員は15人。毎年各町自慢の19台の屋台運行を仕切る「年番」の祭典委員長が、巻頭で熱い思いをしたためるのが恒例。屋台や幕などの新調情報に加え、祭りに関わる人や、メンバーが視察した市内外の祭りの特徴などを紹介するコーナーもある。  25号の新聞はA4判カラー全16ページ。異例の年に当たった年番・志組(西新町)の祭典委員長が、感染リスク防止のため中止を決断した苦渋の思いや来年の開催への願いをつづった。祭事のみ縮小実施する府八幡宮の幡鎌繁宮司も「今年は静かに祈る例大祭。未来へその礎としていきたい」と特別寄稿した。祭りの原点を考える論説なども加えた。  コロナ禍で経営への影響を受ける企業も多い中、飲食店など例年並みの40の企業が広告協賛したという。大城会長(69)は「子供から大人まで世代問わず一体で協力する祭典は、コミュニティー形成に必要不可欠。今回の新聞発行が、意義を再考する機会になれば」と話す。  お祭新聞は中泉地区の全戸に配布するほか、府八幡宮などでも配る予定。

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(2020/08/31)