渋谷区の公共トイレをきれいに!坂倉竹之助氏デザイン、イメージは「行燈」(スポーツ報知)

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 東京都渋谷区の西原一丁目公園で31日、新しいトイレがオープンし、供用前に報道陣に公開された。  日本財団による、誰もが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト「THE TOKYO TOILET」として、渋谷区内17か所に新しい公共トイレを設置する活動の一環。西原一丁目公園が6か所目となる。  渋谷区の協力を得て、目指すのは性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレ。世界で活躍する16人のクリエイターが参画。従来に比べ清掃をはじめとしたトイレの維持管理も強化していくという。  西原一丁目公園のトイレのデザインを手がけたのは、東京ミッドタウンなどが代表作の建築家・坂倉竹之助氏。コンセプトには「従前の西原一丁目トイレは利用頻度が極めて少ない実態があり、近寄りがたい印象すらあります。一般的なトイレ整備の目標とされる便器数の充足、待ち時間解消といった“数”や“時間”という数値とはまた別の魅力を持たせることでみんなが『利用したいと思う』トイレを創出することが、この敷地では重要と考えます。限られた敷地に、従前よりも明るく開放的なトイレをもたらすことで、トイレ単体ではなく、この公園全体のイメージを改善することを目指します。“行燈”としてのトイレが公園を明るく照らし出すことで、誰もが気軽に訪れる公共空間として望ましい姿になることを願っています」とある。  建物は外壁が透かしガラスのようになっており、夜間は中のあかりが漏れて全体が優しく光る。中の壁には木の模様が施され、日本財団の担当者は「公園にマッチして、立ち寄りやすい雰囲気になっている」と説明した。  3か所のスペースが並び、それぞれ緑の扉を押しボタンで開閉。両端が男女共用で、真ん中がオストメイト用設備もある多目的トイレとなっており、男女それぞれの専用はない。担当者は「男女で分かれていると、例えば(異性の)介助者や介護者を連れていらっしゃる方が、どちらのトイレに入ればいいか分からない場合がある。男女共用によって使いやすい方もいる」と話した。  同プロジェクトでは、9月7日に神宮通公園で、安藤忠雄氏デザインのトイレがオープンする予定だ。

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(2020/08/31)