【阪神】藤川球児引退で高知商時代の恩師もねぎらい「本当によく頑張ってきた。宝です」(スポーツ報知)
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阪神は31日、藤川球児投手(40)の今季限りでの現役引退を発表した。
球児の引退を受け、高知商時代の監督・正木陽氏(59)がスポーツ報知の電話取材に対応。1週間前に電話で話した時の様子や、2人の思い出などを明かした。
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正木氏の一問一答は以下の通り。
―球児の引退を聞いて。
「1週間前ぐらいですかね。電話かけて話をした時に、本人は『先生、本当に僕はよく放ってきました』と言うので、その時点でなかなか厳しいんじゃないかなという感じでしたね」
―心の準備はできていた。
「そうですね。球児が大体どういうこと考えてるかよく分かるので、やっぱり肩肘の調子が良くないし、自分のこだわりのある真っすぐが放れなくなったんでしょうね」
―電話した時に引退の話は。
「言わないです。僕は『最後まで応援してる』ということしか大体言わないので、電話だと。どんなことがあっても。だから本人もそれを察して『頑張ります』としか言わないので。『とにかく1か月はノースローで調整して、また1軍に上がれるように頑張ります』みたいな話でしたけどね」。
―一時は直球の回転も良くなったと。
「一度2軍に落ちて、1軍に上がった時は回転が良くなってきてたんですけどね、見てたら。けどまたちょっと具合がおかしくなって、打たれた時とか見たらちょっとダメでしたね。肩も悪かったし。全然球児のボールじゃなかったですね。やっぱり去年投げすぎて、調子が良すぎて、疲労とか次の年に出ますもんね。あとは年齢的なこともあるしね。本人もいろいろ考えてのことなんでしょうね」
―「細く長く10年はプレーしてほしい」と言い続けてきた。
「本人には呪文のように『細く長く』としか言ってきてないんで。『細く長く頑張れよ』と。それで22年も頑張ってきたわけですからね」
―この22年間をどのように見ていたのか。
「いやー。すごいですよね。全部が全部調子が良くて1軍で大活躍したわけじゃないんですけど、本当に球児らしくよく頑張って投げてきたなと思いますね」
―印象に残っている場面は。
「(05年に当時巨人の)清原選手に何か言われた時に、あんまり良くなくて逃げてばっかりでと言われて。それからよく頑張ってきましたよね、あの後から。それから、プロの世界が厳