消費行動の「オンラインにシフト」進む。コロナ収束後のEC成長予想【eMarketerレポート】(BUSINESS INSIDER JAPAN)

【リンク先抜粋】
eMarketerによる今年2月時点の予想では、2020年度のアメリカの小売売上高は前年比 2.8%増の5兆6210億ドル(590兆円)と、わずかながらの成長を見込んでいた。しかしその後、新型コロナウイルスの感染拡大による休業要請や外出制限、生活必需品以外の商品の需要減でアメリカ経済は大打撃を被った。 現時点での予想では、2020年度の小売業全体の売上高は前年比10.5%減、実店舗に関しては14%減となっている。消費へのパンデミックの影響が如実に表れた形だ。 だが、こうした暗い見通しは、小売業すべてに当てはまるわけではない。Eコマースの売上高は前年比14.9%増となった2019年度に続き、2020年度は18%増の成長が見込まれている。この数字は、消費者の購買行動がオンラインにシフトしていることを示している。 市場環境が不安定で、パンデミックの収束時期も予測しづらいなか、小売業の長期的な成長を展望することは難しい。今後実店舗が営業を再開し、徐々にパンデミック以前の生活が戻ってくるなかで、オフラインへの回帰など、消費者の購買行動が再び変わることが予想される。マーケターは、それに向けてどう備えればよいのだろうか? eMarketerによるレポート「2020年:アメリカのEコマース(US Ecommerce 2020)」では、新型コロナウイルス感染拡大の影響を反映した新たな市場予測を掲載。今あるトレンドのなかで、今後も定着する可能性のあるものは何かを占う。 本レポートのキーポイント: Eコマースの売上は、クリック&コレクト(click & collect:オンラインで購入した商品を店舗または所定の場所で受け取る)の人気によって上昇している。クリック&コレクトのなかでも、特に利用されているサービスが、商品をすぐに入手でき、人との接触を最小限に抑えられるカーブサイド・ピックアップ(curbside pickup:店舗駐車場など所定の場所に車で出向いて商品を受け取る)だ。 アメリカにおけるクリック&コレクトでの売上高に関する前回の予測38.6%増を、今回のレポートでは60.4%増に引き上げ585.2億ドルとした。 アメリカでのEコマースは、2020年に18%の成長が見込まれる。この数字は「ネット通販の利用者数」と「一人当たりの平均支出額」両方の増加を反映している。パ

続きはこちら

(2020/08/28)