欧州のバカンスはどう変わった? ローカル線での国境越えは「PCR検査なし」(MONEY PLUS)

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7月上旬、パリからベルギーへ移動した筆者の体験談です。首都ブリュッセルに滞在し、そこから地方都市アントワープとブルージュへ日帰りの移動もしました。どちらの都市も、ブリュッセルから電車で約1時間半です。 パリからブリュッセルへはタリスで約1時間半と、普段であれば国外旅行という気はしませんが、3月半から5月半ばまで外出制限を経験した身には、「ようやくまた、こうして国外へ行けるのだ」という感慨が湧きました。コロナ禍前と同じでパスポートコントローや特別な書類の記入もなく、チケットの掲示のみで乗車し、ブリュッセル中央駅で下車。通常通り、新宿から甲府へ行くような感覚でのベルギー入国でした。 気になっていたアフターコロナのタリス座席状況は、筆者が利用した車両に関してはほぼ満席。ソーシャルディスタンス確保のために使用禁止の座席を設けるといった対策はとられていません。使用禁止座席を設けないところは、ブリュッセル市内のトラムやバスも同じです。パリ市内のメトロやバスには使用禁止座席があるので、対照的といえます。 マスク着用義務はあるものの、4ヵ月ぶりに見ず知らずの人たちと密室を共にするというこの状況には、多少の緊張を感じました。 ブリュッセルの公共交通機関を利用すると、マスク着用は義務でも、見ず知らずの人と隣り合わせで座ることがちょくちょく起こります。「ベルギーの人たちは気にならないのか?」と思いましたがやはり気になるようで、ブリュッセルからブルージュへのローカル電車の中では、隣に座ることを拒否した女性と他の乗客との間で発生した激しい言い争いの現場に遭遇しました。筆者も、この同じ車内で2度隣席に座ることを拒否されました。 その時は、同じ車内なのだから隣に座らなくても同じことではないか、と理解できませんでしたが、半年前から「ソーシャルディスタンスは1.5メートル」と当局から言われ続けているベルギーの人々にしてみれば、長時間を他人と隣り合わせでいることは苦痛でしょう(フランスでのソーシャルディスタンスは1メートル)。 また、発車する便の乗車率が高い場合は、ホームへのアクセスも制限され、乗車できないことがあります。ブルージュからブリュッセルへの復路はこのケースで乗車できず、20分ほど待って次の電車を利用しました。

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(2020/08/28)