自民、次期衆院選危ぶむ声も 「安倍1強」終焉に不安 埼玉(産経新聞)

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 異例の長期政権が幕切れを迎えることになった。安倍晋三首相が体調悪化を理由に辞意を表明した28日、埼玉県内の自民党関係者の間にも動揺が広がった。「安倍1強」を誇った時代が終わり、これまでのように堅調な党勢を維持できるかを危ぶむ党関係者は少なくない。 【表】「ポスト安倍」有力候補4人の比較  「“強い首相”の後は選挙が大変だ…」  こう懸念を口にするのは、県議などを歴任した自民党埼玉県連の重鎮だ。  政権運営が比較的安定した期間が続いたことで、自民党の若手国会議員の多くは「苦しい選挙」の経験が乏しい。「次期衆院選では力量がない人は落選を免れない」と警鐘を鳴らす。  県連の小谷野五雄幹事長も「着実に次期衆院選への準備を進めていく必要がある」と身構えた。  一方、小島信昭県議会議員団長は、新型コロナウイルス感染拡大への対応を万全にすることが有権者に対する求心力になるという認識を強調し「県民のために何をすべきか考え注力する。それを見てもらえばいい」と語った。  野党側は、後継の首相が選ばれる自民党総裁選の動向を注視しつつ、次期衆院選への準備を加速させる構えだ。  立憲民主党県連幹部は、後継首相が早期の衆院解散に打って出る環境にはないとの認識を示し「衆院選の戦闘態勢を整える貴重な時間ができた」と話す。  「反安倍」を旗印に連携を深めてきた立憲民主党などの主要野党は、ポスト安倍時代の新たな結集軸をどう見いだしていくかという課題も抱える。 (中村智隆、竹之内秀介)  ◇ ■「よくやった」「コロナ対応疑問」  安倍晋三首相の突然の辞意表明に、県民からも驚きの声が相次いだ。  埼玉県内の男性会社員(50)は「辞意を知って驚いた」と話し、「誠実さを感じ、好きだった。景気対策や新型コロナウイルス感染拡大への対応にしっかり努めていたと思う」と辞任を惜しんだ。  一方で、看板政策の「アベノミクス」を評価しながらも、安倍政権による新型コロナウイルス対応を疑問視するのはさいたま市浦和区の男性会社員(22)だ。布製マスク配布などの施策が国民のニーズとずれていたという見方を示し「政権発足当初はよかったが、コロナのあたりから対策を間違えたのではないか」と不満を口にした。  同市緑区のアルバイトの男性(78)も「コロナ対策で首相が前面に立つところが見えなかった」と批判した

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(2020/08/28)