北海道で新たに16人感染、札幌のコールセンターでクラスター(産経新聞)
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北海道と札幌、旭川の各市は28日、道内で新たに16人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表した。新たに札幌市のコールセンターでクラスター(感染者集団)が発生したほか、旭川市にある3次救急病院の看護助手が陽性と判明した。
道内の新たな感染者の内訳は、札幌市7人▽旭川市2人▽北広島市1人▽十勝地方4人▽後志(しりべし)地方1人▽日高地方1人。
札幌市によると、同市内のコールセンターの感染者は28日までに20~50代の従業員計6人が判明し、症状はいずれも軽症。業務を行うフロアでは、飛沫(ひまつ)感染防止用のアクリル板を設置し、ヘッドセットの共有を避けるなどの対策がとられていたという。
市の担当者は「一般的にコールセンターは同じフロアに大勢が集まり、電話で話すので密になりやすい。今回の会社は感染防止に注意をしていた。何か想定外のことがあったかもしれない」と話している。
札幌市で28日新たに確認された7人は、20~60代男女6人と年代が非公表の女性。いずれも軽症で、コールセンターの従業員3人が含まれている。
旭川市の2人は、旭川赤十字病院の60代女性看護助手と札幌市在住の30代無職女性。同市によると、2人は親子で、札幌市の女性はお盆時期から旭川市へ帰省していた。看護助手が軽症で、娘は無症状という。
旭川赤十字病院は、緊急性の高い患者に対応する3次救急病院。道北の救急医療の“最後の砦”としての役割を担っている。同病院は濃厚接触者以外にも対象を広げて検査を実施しているが、28日時点でこの看護助手以外の感染は確認されていないという。
旭川市の担当者は「院内感染の可能性は低い」との見方を示している。
後志の1人は90代の無職男性。道によると、クラスターが発生している小樽市立病院に6月21日から8月12日まで入院していた後志在住の80代の無職女性と接触があったという。
28日午後5時時点の道内の感染者は延べ1760人(実人数1739人)。陽性患者数は130人で、このうち重症者は2人にとどまっている。