なぜBMWは“日本の名匠”とコラボレーションしたのか?(GQ JAPAN)
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「日本人ユーザーの心に響くクルマに仕立てたかった」と、企画担当者が述べた8シリーズ・グランクーペ京都エディションは、BMW日本法人のオリジナルモデルだ。
もとになったのは、最高出力530psの4.4リッターV型8気筒ガソリンターボ・エンジンを搭載する「M850i xDriveグランクーペ」である。特別エディションの最大の特徴は、インテリアのセンターコンソール・トリムだ。漆塗りを施し、そこに金粉・銀粉、貝片などを蒔き付けた漆塗り蒔絵螺鈿(らでん)細工が施された。手がけたのは京都の漆芸家である岡田紫峰氏。岡田氏は国宝の修復などを手掛けるほか、シャネルとコラボレーションしたジュエリー制作なども手がけている。
センターコンソール・トリムとおなじデザインの蒔絵螺鈿細工を施した専用キー・トレイや、人工皮革「アルカンターラ」を使った専用クッションも備わる。クッションを手がけたのは、京都の西陣織メーカーである加納幸製作だ。
シート表皮のレザーは、通常オプションのBMW Individualフル・レザー・メリノを採用した。カラーは、ホワイトとブラウンの2トーンだ。
ボディカラーは、通常のカタログモデルには設定されていないBMW Individual特別カラー「アズライト・ブラック」になる。ほかに、本来はオプションのパノラマ・ガラス・サンルーフ(28万8000円)やBowers & Wilkinsダイヤモンド・サラウンド(61万1000円)、さらにアルカンターラ・ルーフ・ライニング(16万4000円)なども備わる。
京都エディションの価格は2150万円。限定3台のうち、1台はBMWオンライン・ストアで販売され、残り2台は全国のBMW正規ディーラーで販売される。