広告主と代理店の関係に、不可逆な変化がもたらされている:「自信を得たい」マーケターたち(DIGIDAY[日本版])

【リンク先抜粋】
一方、この緊急事態下でコスト削減への動きが強まることで、イノベーションにつながる可能性もある。たとえばイギリスの酒造企業ディアジオ(Diageo)と取引を行っている、あるアドテクベンダーの関係者によれば、同社は今年の下半期に向けて一部メディア業務をインハウスで実施し、アドテクベンダーの数を絞って、関係性を強化する予定とのことだ。同社は上半期はこういった業務をオムニコム(Omnicom)のPHD率いるチームに外注していた。 また、あるアドテク企業の幹部は「支出を厳しく律すると、悪い習慣を助長しかねない」と警戒する。「現在提携しているエージェンシーは、少ない人数で大量の業務をこなさなければならず、そのためもっともシンプルな方法に頼らざるを得ない場合があると語っていた。すなわち大半の広告購入をGoogleやFacebookで済ますというやり方だ」。 だが、そうしたなかでも、マーケターはエージェンシーが業務を担当する価値のあるような枠組みを作り出している。パンデミックが始まって以降、オンラインでの広告支出が増大した。そこでマーケターは、パフォーマンスベースの指標を重視し、目標の達成に応じた手数料を支払う方が費用対効果が高いと考えるようになっている。 すなわち、メディア予算を節約するために、エージェンシーにより多額の投資をすべきだ考えるマーケターが増えているのだ。通常、メディアエージェンシーへの支払い額は、エージェンシー幹部がそのアカウントのために費やした労働時間で決まる。 イービクイティ(Ebiquity)でメディア管理実行責任者を務めるマシュー・センプル氏は「手数料による報酬モデルは、エージェンシーを非常に重視したやり方だ。パフォーマンスチャネルに軸足を置く広告主が増えており、当社の仕事量も増加している」と語る。

続きはこちら

(2020/08/28)