メジャー1勝の山口俊、心からの喜びは先発で勝ってこそ…担当記者が見た(スポーツ報知)
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◆メジャーリーグ ブルージェイズ9―1レッドソックス(26日、バファロー・セーレンフィールド)
今年に入って山口俊投手(33)を何度か取材したが、強調していたのは「あくまで先発にこだわる」ということだ。正直、意外だった。先発一筋の投手がこだわりを見せることは多いが、日本では救援での実績も十分。実際にブルージェイズも救援経験があったことを踏まえての獲得だった。
現在はロングリリーフという立場。この日も「先発とは違うので、まだ難しい」と話し「先発の勝ちとは感情は違う」とも正直な胸の内を明かした。開幕直前までは先発ローテを争っていただけに、気持ちの整理がつかぬままシーズンに入っていたように思う。
チームは先発陣に故障者が続出。この日に続いて、28日(日本時間29日)もブルペンデーになる見込みで、台所事情は厳しい。貯金1で、地区3位。地区優勝、プレーオフ進出へ向けて、先発・山口の実現性は高いと見る。心からの喜びは先発で勝ってこそだろう。(MLB担当・安藤 宏太)