松本幸四郎、千秋楽で異例のカーテンコール「来月、再来月、その先も」(スポーツ報知)

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 歌舞伎俳優の松本幸四郎(47)が26日、新型コロナウイルス感染拡大による長期休演から5か月ぶりに再開した「八月花形歌舞伎」(東京・歌舞伎座)の千秋楽公演に出演した。  第四部「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」の開始前、場内アナウンスで「歌舞伎座の舞台に立ち、皆様にお会いできる幸せをかみしめながら勤め、無事に千秋楽を迎えられること、皆様のご厚情のたまものと厚く御礼申し上げます」と感謝。これまでは録音した音声を流していたが、この日は特別に生であいさつした。  5日に関係者一人が微熱の症状で第三部のみ中止となったが、予防を徹底して感染者は一人も出さなかった。幸四郎は「この八月花形歌舞伎が先駆けとなり、来月、再来月、その先もお越し頂き、また歌舞伎座の舞台でお目にかかれることを願っています」と呼びかけた。第四部終演後には拍手が鳴り止まず、幸四郎、中村児太郎(26)、市川中車(54)が客席三方に一礼。歌舞伎では異例のカーテンコールで声援に応えた。  歌舞伎座では専門家の指導を仰ぎ、観客同士の間隔を確保するため、客席は前後左右を空席として、販売席数を半数に限定する。昼夜2部制が基本だったが、4部制としてスタッフも総入れ替えするなど感染予防を徹底。「赤字覚悟で、まず始めることが大事」と収益度外視で再開したが、しっかりと予防対策をすれば、安全に興行ができることを示した。  関係者によると開幕当初は様子見だった歌舞伎ファンも、感染予防を徹底していることが周知された今月中旬以降からはチケット売り上げも上向いたという。

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(2020/08/26)