中国の海洋進出に「強く反対」 豪駐在武官 日豪訓練を拡充へ(産経新聞)

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 在日オーストラリア大使館で駐在武官を務めるソニア・ハロラン空軍大佐は26日、産経新聞のインタビューに応じ、中国が南シナ海で軍事拠点化を進め、航行や飛行の自由を脅かしていることに「強く反対する」と述べ、中国の動きを豪州として認めない姿勢を強調した。日豪や日米豪が共同訓練を実施してアジアでのプレゼンスを示す重要性を指摘し、日豪による共同訓練の実施回数の拡大を図る考えも明らかにした。  ハロラン氏は、南シナ海における中国の「軍事拠点化や軍事利用を大変懸念している」と指摘。中国が複数の国と争う南シナ海での領有権問題については、「国連海洋法条約にのっとった形で平和的に解決すべきだ」と述べた。  こうした状況下で、日豪や日米豪による「共同訓練は有意義だ」と述べ、中国の高圧的な海洋進出に共同対処する重要性を訴えた。また、複数国による共同訓練だけでなく、1カ国で南シナ海などに船を派遣し「公海を航行して通過できる状況を確保する必要がある」と指摘した。  日豪による共同訓練に関しては「回数を増やし、質を高めていく必要がある」と説明。相互訪問の実現などを通じて、豪州軍と自衛隊の相互運用性を向上させる考えを強調した。  ハロラン氏は2011年の東日本大震災の際に豪州軍が日本に派遣した輸送機による支援物資の輸送などに従事し、日本通として知られる。19年12月から日本で駐在武官を務める。

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(2020/08/26)