鹿児島・宮崎で目撃 空に伸びる謎の“青い帯” 正体は?(MBC南日本放送)

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太陽の光でうっすらとオレンジに染まる地平線、よく見ると、一部だけ光が途切れ、まるで空に向かって伸びる青い帯のようになっています。この空に出現した”青い帯”の正体は? MBCスクープ投稿に寄せられたこちらの写真は、鹿児島県曽於市末吉町で今月21日の日の出前に撮影されました。 空に“青い帯”が伸びるこの現象は、この日、同じ時間帯に宮崎でも撮影されました。さらに24日は鹿児島市でも。日没直後の撮影です。何かが太陽の光をさえぎっているようにも見えますが、映像には光をさえぎるような雲や物体はありません。 いったいこの“青い帯”の正体は?MBCの増永気象予報士に聞きました。 (増永気象予報士)「これは反薄明光線と呼ばれる現象と思われます。秋から冬に雲の切れ間から光の筋見える現象を薄明光線といいます。非常にきれいな光景で別名『天使のはしご』と呼ばれたりする。 これに対して薄明光線に“反”がつく。基本的には薄明光線と同じように小さな水蒸気の粒に光の筋が見える。湿度など条件が整って初めて見られる現象で、夏場の明け方、日の入り直後にたまに見られる」 “青い帯”は、太陽の角度や大気中の水蒸気の量など、様々な条件が重ならなければ見られない珍しい気象現象だったのです。 (増永気象予報士)「薄明光線は何回か見たことがあるが、反薄明光線はなかなかお目にかかれない。仮説だが晴天が続き、雨の少ない状態が続いていたので、大気中の水蒸気が通常より小さくなったので見られたのでは」 狙って見られるものではないとのことですが、今の時期、運が良ければ日の出前や日没直後の空で、この“青い帯”を見ることができるかもしれません。

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(2020/08/26)