反対の声の中“核のごみ”調査検討はなぜ? 寿都町長を直撃 北海道(HBCニュース)

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 核のごみの処分場の選定をめぐり、後志の寿都町が事前調査への応募を検討している問題。周囲の反対の声は強まる一方ですが、片岡・寿都町長が、HBCの単独取材にその思いを語りました。  午後4時、鈴木知事を訪ねたのは、道内各地の漁協の組合長らです。核のごみの処分場の選定をめぐり、寿都町が事前調査を検討していることに、「風評被害が危惧される」などとして、業界をあげて反対の意を伝えるためです。  「まさに寝耳に水。一次産業にとってこれほど大きなことはない。今後何十万年もそういったことが続くことになれば、北海道の水産資源は世界での地位が非常に落ちてしまう」(北海道ぎょれん・川崎一好会長)  寿都町の動きをめぐっては、となり合う黒松内町、蘭越町、島松村の3つのマチが考え直すように申し入れ。そして、蘭越町を含むニセコなど、後志の7つのマチも調査への応募に反対。さらに、その周りの道南の4つの町も反対の意向を示しています。  「手を挙げること自体やめてくれよと。そのことによって北海道の我々が今までやってる事業や、農業や漁業、特に日本の国の中でも、食糧基地になってる我々の、安全安心の食料をつくっているのに、全然話にならない」(八雲町・岩村克詔町長)  「概要調査に移行する場合については、その法律上、意見を述べることが私はできますので、その場合は手続きにそって、反対であるという意思を述べる」(鈴木直道知事)  鈴木知事も3つある事前調査のうち、第2段階の「概要調査」に反対を表明。事前調査では、次の段階に進む際、国は、知事の意見を「尊重」することが義務付けられていて、寿都町が事前調査に応募しても、事実上、第1段階までしか進めないことになります。  こうした周囲の反対の声に片岡町長は、停滞する“核のごみ”の議論に風穴を開けたいと話します。  「心決めて決断してやってるわけですから。一度しかない人生でさ、たまたま寿都の町長になって、日本のどこかにこういう性格の人がいてもいいんじゃないの?ここから第一歩が始まれば、2回目に手を上げる人は少し楽できるよね」(寿都町・片岡春雄町長)  片岡町長は、25日午後5時半から役場職員に今回のいきさつを説明。26日は、町内の議員や商工会などと意見交換を行い、応募について検討する方針です。

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(2020/08/25)