「朴大統領がセウォル号を沈没させた? それを信じているのか?」(朝鮮日報日本語版)

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 陳重権(チン・ジュングォン)元東洋大教授は、いわゆる「チョ・グク黒書」こと『一度も経験したことのない国』(出版社:千年の想像)で、柳時敏・廬武鉉財団理事長や金於俊・タンジ日報代表をはじめとする文大統領寄りの著名人らを強く批判した。陳氏はまず、ソ・ミン檀国大教授ら執筆陣と共に書いた序文で、柳時敏氏と金於俊氏を「(文在寅〈ムン・ジェイン〉大統領の)就任あいさつとは裏腹に、機会は平等でなく、過程は公正でなく、結果は全く正義ではないのに、これに異議を唱えず政権の協力者になる道を選んだメディアと知識人たち」の代表例に挙げた。  さらに「事実を意味するファクト(fact)の語源は、ラテン語のファクトゥム(factum)だ。ファクトゥムは『つくられた』という意味だ。つまり、事実とは『つくられるもの』ということになる。柳時敏氏と金於俊氏にとっての『事実』の概念はこれに近い」として「私にとって事実とは『既に起きた事で、変更できないもの』である一方、この二人にとっては事実とは『好きなだけつくれて、いつでも変更できるもの』に等しい」ともつづった。金於俊氏については「なんと、セウォル号沈没が故意に行われたと信じている人がいる。講演でこの話を例に挙げて『とんでもない話だ』と言うと、聴衆が『え! それフェイクニュースなんですか?』と驚く。私はびっくりして『想像してみてください。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が何のためにセウォル号を沈没させるんですか』と言い返す」とした上で「人身御供(ひとみごくう、人間を神へのいけにえとすること)説、金於俊氏がそれを主張したのだ。陰謀論の最も極悪な形を見せたのだ」と指摘した。  フリーランスの記者、チュ・ジンウ氏に対しても猛攻を加えた。陳重権氏は「チュ・ジンウ氏は率直に言って、記者としての資質が疑わしい人だ。真実を追求し、事実を報道する記者というよりは、記事を政治的攻撃の武器として活用し、政敵に食いついて放さない猟犬スタイルとも言おうか。このようなスタイルが、MB(李明博〈イ・ミョンバク〉元大統領)に出会って突然人気を集めた」と指摘した。

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(2020/08/25)