快適「旅サロン」開設 静岡空港、コロナ収束後視野(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 富士山静岡空港株式会社が、旅行雑誌などを自由に読める「旅サロン」を、ターミナルビル2階国内線出発口前の開放感のある吹き抜けスペースに開設した。地元の食材にこだわったカフェも新たにオープン。コロナ禍にあっても、より快適な空間で就航先や静岡の情報を提供し、空港利用者の増加や旅行機運の醸成を狙う。  県産材の温かみが感じられる棚や椅子を並べ、就航先の観光雑誌や書籍、人気スポットがまとめられたパンフレットを読めるスペースを設けた。機内誌のバックナンバーもある。水色を差し色に、リゾート感のある空間に仕上げた。  隣接スペースには県内6カ所目の出店となる「This Is Cafe」がオープン。空港PRキャラクターとして使用している漫画家故さくらももこさんの「コジコジ」をあしらったラテアートの商品やクラフトビール、トーストなどを販売し、富田圭社長(37)は「他店舗より地元食材を多く使い、空の玄関口ならではの店作りにこだわった」と話す。  新型コロナの影響で飛行機の運航が一時ゼロになった静岡空港には、活気が戻りつつある。国内線はほとんどの路線が復活し、ビル内の店舗も一部を除き営業を再開。とはいえ、国際線が動きだす見通しは立たず、国内線の8月の搭乗者数は昨年比3~4割程度とみられる。感染者数の全国的な増加により航空需要は低調で、予断を許さない状態が続いている。  「足元を見つめ直すいい機会」。富士山静岡空港の渡部勝専務は現状をこう捉える。従来と異なる形での就航先情報の発信で、感染症収束後の旅行機運をもり立て、潜在需要を高めることに重点を置く。「空港で各地の魅力を知り、『行きたい』と旅先に思いをはせてほしい」と期待する。

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(2020/08/25)