市川市新庁舎、4~7階部分を先行開庁 全面オープンは来年1月(産経新聞)

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 千葉県市川市の新第1庁舎(同市八幡)が25日、部分開庁した。1つの窓口で手続きができるワンストップサービスを導入する目的で1~2階に階段を追加設置することになったため、窓口などの市民サービス部門が入る1~3階の工事が間に合わず、4~7階部分のみを先行してオープン。全面開庁は来年1月になる予定で、それまで市民サービスの窓口業務は引き続き第2庁舎で行われる。  第1庁舎は地上7階、地下1階建ての免震構造で、延べ床面積は約3万400平方メートル。工事費は約147億円で、平成29年6月から約3年をかけて建造された。  市は老朽化し、耐震強度に問題があった旧本庁舎の建て替えが必要になったことから、市教育委員会などが使用する予定の第2庁舎を同市南八幡に先行して建設。29年5月に旧本庁舎機能を第2庁舎に移した上で、旧本庁舎を解体し、跡地に第1庁舎を建て始めた。  市は当初、今年8月の全面開庁を予定していたが、着工後に初当選した村越祐民市長が昨年8月、窓口業務のワンストップサービス導入のため、1、2階中央部に階段を設置する変更を打ち出し、開庁を約5カ月間遅らせて来年1月にすると表明。反発した市議会が今年8月の開庁を決議するなどの騒動に発展し、結局今年8月と来年1月に分けて開庁することで落ち着いた。  25日に第1庁舎に移ったのは財政部、企画部、総務部などの管理部門と市長室、市議会。午前10時からの開庁式は新型コロナウイルス対策で参加者を約30人に限った上で行われた。  1、2階部分をつなぐ階段の追加工事は12月までに完了する見通しで、市民サービス部門が入る1~3階を含めた全面開庁は来年1月になる。  一方、第2庁舎には現在は仮設庁舎に入っている市教委と技術部門が来年1月以降に順次移り、来年5月までに入居を完了する。階段整備費を含めた2つの新庁舎の建設にかかる総事業費は約259億円。  村越市長は開庁式後の記者会見で「ここから展開するサービスに注目してほしい。ワンストップサービスで手続きが一度で済み、市民生活が豊かになる」と強調した。

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(2020/08/25)