15分の駐車で50度近くまで 車内熱中症に注意を(MBC南日本放送)

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記録的な暑さとなっている今年の夏ですが、鹿児島県内で熱中症とみられる症状で搬送された人は、今年、1000人を超えています。そんな中、気を付けたいのが、車での熱中症です。猛暑の中、エンジンを止めた車内はわずか15分で50度近くまで上昇するなど、命に危険が及ぶと専門家は警鐘を鳴らしています。暑くなった車内を効率的に冷やす方法など、取材しました。 肝付町で県内過去最高気温となる38.5度を観測するなど、記録的な暑さが続いている今年。気象庁の予報では、この先2週間も県内は最高気温32度以上が続き、厳しい暑さが予想されています。そんな中、注意したいのが車内で熱中症にかかるケースです。 (買い物客)「(買い物から戻った後の車内は)暑い。50~60度になると聞いたことがある」「サウナ状態。今の時期は特に(子どもを)放置して亡くなったりするので絶対しないようにしてる」 県内では、今年6月から24日までで熱中症の疑いで搬送された人の数は1102人。このうち車内で発生したケースが6件ありました。救急医療が専門の冨岡譲二医師は、暑い日の車内で体調が悪くなった場合、熱中症を疑い対処することが必要だと話します。 (米盛病院副院長 冨岡譲二医師)「意識を失って倒れることだけが熱中症ではなく、頭痛や腹痛、足がつるなどもある。暑いときに車に乗っていて調子が悪かったら、熱中症だと思って、とにかく車を降りて、涼しいところに行く。涼しいところで服を緩めて、水分をとって休んでください。水も飲めない、意識がない場合はすぐに119番を」 炎天下、エンジンを切った車内の温度がどれだけ上がるのか、実験しました。閉め切った車内でエアコンを効かせた状態の温度が29度。エンジンを切って間もなく、温度はぐんぐんと上昇し、15分後には・・・ (記者リポート)「エンジンを止めてから15分、車内の温度は47度まで上がっています。20度近く、温度が上がったことになります」 JAF=日本自動車連盟が行った実験では、フロントガラスにサンシェードを着けたり、窓を3センチあける対策をとった場合でも、炎天下の車内の温度は、45度を越えることが分かりました。 熱中症の危険度を判断する「暑さ指数」も、わずか15分で、最も危険なレベルに達しました。「短時間だから」「子どもが寝ているから」とエンジンを切った車内に子どもなどを残す

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(2020/08/25)