ドコモの5G展開戦略、5G本来の性能を発揮する技術でエリア展開(Impress Watch)

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 NTTドコモは、今後の5Gネットワーク展開戦略に関する説明会を開催した。今回は、4G周波数の5Gへの転用についてドコモの見解と、低遅延実現への取り組みを中心にご紹介する。 【この記事に関する別の画像を見る】 ■4G周波数による5G展開には慎重  5Gの展開には、5G専用で割り当てられた新しい周波数帯を使う方法と、既存の4G周波数を5G通信にも活用する方法がある。  5G専用周波数は、これまでの周波数帯よりも周波数の幅が広く確保できるため、高速大容量通信ができるため、5G本来の力を引き出した通信サービスが行える。一方、直進性が高い周波数帯であるため、遮蔽物に弱く1つの基地局に対してサービスエリアが狭くなってしまう。  一方、4G周波数の活用では、既存の基地局や周波数帯を利用できるため、広域なエリアで低遅延などの5Gのメリットを生かしたサービスができるという。一方で、周波数の幅は4Gと同じであるため、速度は4Gと同等であり、新周波数ほどの高速大容量通信はできない。  また、既存の4G通信で利用できる周波数が減るため、既存の4Gユーザーの通信速度が低下する可能性がある。同社では、数十%単位で速度低下の可能性があるとしている。  同社では、これらのメリットとデメリットを鑑みた上で、「4G周波数を5Gに転用できる」制度化には賛同するとしている。一方、ドコモ5Gのサービス展開における、4G周波数の転用には慎重だという。  また、4G周波数転用で5Gサービスを実施する場合、専用周波数でのサービスと比べ速度などで劣ることから、優良誤認とならないような案内が必要だと考えている。具体的には、5Gエリアマップに専用周波数のエリアとは別に転用周波数のエリアを分けて案内するなど。これに加え、4Gユーザーの速度低下ができるだけ避けられるよう、4Gユーザーの利用状況をあわせた配慮が必要だという考えを示した。 ■スタンドアローンで低遅延を実現  ドコモでは、5Gの特徴である低遅延を実現するため4Gのネットワークとは別のネットワークを構成するスタンドアローン(Stand Alone、SA)方式を2021年度中に導入する。  ネットワーク全体の低遅延を実現するために、5Gのコアネットワーク装置「5G-Core」による「ネットワークスライシング」技術を導入する。  「ネットワー

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(2020/08/25)