「586世代は新積弊」…「チョ・グク黒書」出版(朝鮮日報日本語版)

【リンク先抜粋】
 チョ・グク前法務部長官を一方的に擁護していた「チョ・グク白書」こと『検察改革とろうそく市民』に真っ向から反発する書籍『一度も経験したことのない国』が24日、出版された。「チョ・グク白書」と対照的だという意味で、発売前から「チョ・グク黒書」と呼ばれていたこの書籍の執筆には、陳重権(チン・ジュングォン)元東洋大教授、市民団体「参与連帯」出身のキム・ギョンユル会計士、「民主社会のための弁護士会(民弁)」出身のクォン・ギョンエ弁護士、ソ・ミン檀国大医学部教授、カン・ヤングTBS科学専門記者の5人が参加している。「チョ・グク事態」をきっかけに「文在寅(ムン・ジェイン)政権批判者」に転身したこの5人は「586世代(現在50代で80年代に大学に通った60年代生まれの世代)の政治エリート」に対して「新たな既得権層として社会に根を下ろした新積弊」と強く批判した。  執権層の主流として登場した586世代に対し、陳重権氏は「物理的な基盤がかつての保守と変わらない彼らが、新たな既得権層として社会に根を下ろした。その結果、国民は新積弊と旧積弊、二つのうち一つを選ぶよう強要されるに至った」、会計士のキム氏は「586世代と呼ばれる新保守が産業化勢力の座をつかみ取ったようなものだ」と述べた。陳氏は「進歩的市民団体がやっていることは、かつては右翼の官辺団体がやっていたこと」とも主張した。  著者たちは親文陣営による「ファンダム政治(ファンダム=熱心なファンの集まり)」も批判した。ソ・ミン教授は「ファンダムが大統領を守ろうと行動に出る瞬間、そのファンダムはナチス時代のゲシュタポのように、政権に対する建設的な批判までも封鎖する親衛隊に転落する危険がある。今、いわゆる『文ファン』と呼ばれる文在寅大統領のファンダムの姿がまさにそうだ」と述べた。ソ教授は「さらにやっかいなのは、いわゆる『文ファン』というファンダムは、比較的静かに太極旗(韓国国旗)を振るだけだったパクサモ(朴槿恵〈パク・クンヘ〉前大統領のファンクラブ)よりずっと騒々しく厚かましい存在だという点」とも述べた。

続きはこちら

(2020/08/25)