「イチロー新監督」無理なら…オリックス身売りで出直しも 「トカゲのシッポ切り人事」もうウンザリ(夕刊フジ)

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 【江尻良文の快説・怪説】  成績不振で詰め腹解任の西村監督に代わり、中嶋聡2軍監督(51)が監督代行に就任したオリックス。途端に3連勝で球団側は胸を張っているかもしれないが、勘違いしてはいけない。毎度進歩のないオリックス流トカゲのシッポ切り人事は、最後には悲劇で終わる歴史を繰り返す。 【写真】本塁打を放ったジョーンズを笑顔で出迎える中嶋監督代行ら  1989年に阪急からオリックスに身売り後、2003年4月に石毛監督が電撃解任されてレオン監督代行が誕生したのが第1号。08年はコリンズ監督が5月に辞任し、引き継いだ大石監督代行が2位に躍進させて、翌年は監督に昇格したものの最下位で解任された。12年終盤には岡田監督が休養して森脇監督代行。翌年昇格した森脇監督も15年5月に休養し、福良監督代行(現GM)が誕生している。  そして今回、またまた中嶋監督代行が誕生。このまま来季も、お金のかからない中嶋監督が誕生するのは見え見えだ。毎度お手軽で進歩のない、お粗末な茶番劇。長年こんな愚を繰り返す球団に未来はない。究極のチーム再建策として一か八か、ホットラインを自任する宮内オーナーが直々に、イチロー新監督を担ぎ出すしかない。その気もないのなら、身売りでもしたらどうか。  そもそも日本プロ野球界は、現在のパ・リーグ全球団がそうであるように、手詰まりになった球団が身売りして景気のいい企業が買収という形で、ここまで生き抜いてきている。阪急球団を買収したオリックスもまさにその典型例だ。  当時は「本社の社名変更PRのために球団を買収したオリックスだから、その目的を果たしたらいつ身売りするかわからない」という警戒感から、野球協約まで改正された。「新規参加球団は25億円の預かり保証金を日本野球機構(NPB)に納入。10年未満では返還しない」としたのだ。  この早期身売り防止策は、発動されないまま30年以上が経過。今なら堂々と預かり保証金を返却してもらえるのだから、身売りのネックにはならないどころか、メリットにもなる。誰も予期せぬ新型コロナウイルスの世界的流行で、ダメージを受けた企業も多いが、意欲のある買い手との交渉次第では、売り手市場で高値が付く。  今季V逸なら12球団最長の24年連続。信じられないほど長い間、オリックスに期待を裏切られ続け、ひたすら忍の一字のファンにとっても

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(2020/08/25)