MLB:リーグ中断で一人暮らし…つらさに耐えた金広鉉、メジャー初白星(朝鮮日報日本語版)
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金広鉉(キム・グァンヒョン、32)=セントルイス・カージナルス=が勝った。米大リーグへのポスティング進出失敗やひじの靱帯(じんたい)手術を乗り越え、韓国プロ野球界13年目のベテラン投手という安定した地位ではなく、新人として大リーグの舞台に飛び込んだ挑戦。史上初の新型コロナウイルス事態で家族と離れ、一人で耐えた4カ月間にわたる米国暮らし。リリーフという慣れない役目からスタートしたが、チームメートたちの新型コロナウイルス集団感染で転がり込んだ先発の機会。その間の心のしこりを鋭いスライダーに昇華させ、大リーグ初勝利を勝ち取った。
金広鉉は23日、米ミズーリ州セントルイスのブッシュ・スタジアムで行われたシンシナティ・レッズとのホームゲームで、6イニング・83球を投げ3安打・無四死球・3奪三振・無失点を記録した。これといった失点ピンチもない完ぺきな投球で、今季2回目の先発でメジャー初勝利を成し遂げた。防御率は1.69に下がった。
金広鉉は「アジア通貨危機時の(大リーグ)朴賛浩(パク・チャンホ)先輩や(女子プロゴルフ)朴セリ(パク・セリ)選手がそうだったように、新型コロナウイルス問題でつらい思いをしている国民に力を与えたかった。子どものころから夢見てきたマウンドに立てただけでなく、勝利まで記録できて気持ちがいい。これからはフルカウント勝負を減らすようにする」と感無量の表情で初勝利の感想を語った。今年3月に「今後はもっと大きな幸せや幸運を逃さないよう、つらいけれども頑張って耐える」と誓った約束を果たしたものだ。