リアーナが「時代のアイコン」としてさまざまな業界で成功し続ける理由(ハーパーズ バザー・オンライン)

【リンク先抜粋】
  初めてメガスターに会うときというのは、神経がすり減る思いだ。何が起こるかまったく予想がつかない。だから、マンハッタンにある撮影スタジオの屋上から穏やかに流れるハドソン川を眺めているときですら、私はそわそわと落ち着かない気分だった。そこへ、エレベーターの音が鳴ってドアが開くと、リアーナが現れた。  それは2007年のことだった。私は当時、ビューティ担当の編集アシスタントをしていた。リアーナは大ヒットした3枚目のアルバム『Good Girl Gone Bad(原題)』をリリースしたばかりで、世界でもっともホットなアーティストのひとりだった。私は、彼女がオーバーサイズのフーディにジーンズ、スカルキャップといういでたちで、バルバドス出身の女の子2人を連れて、まるでA列車(ニューヨーク市地下鉄A系統)から降りてきたばかりでもあるかのように、ラフに歩いて入ってくるのを真剣に見ていた。  彼女は制作スタッフと握手をし、ほほ笑みながらひとりひとりとあいさつを交わした。私のほうを向いたとき、私は、彼女が握手をするのだろうと思って、ノートパソコンを置いた。ところが驚いたことに、彼女はこちらに歩いてきて、私をハグしたのだ。「ヘイ、ロビンよ」と言って。  瞬時に、リアーナがどんな人なのか、私にはわかった。スーパーヒーロー的な、人を引きつけてやまない、めちゃくちゃカッコいいスターというベールの下のロビン・リアーナ・フェンティは、偽りのない人だった。本物のフリをしているのではなく、正真正銘のホンモノの彼女。他の黒人の女の子にはない名声を手に入れながら、それにはとらわれていない、ひとりの黒人の女の子だった。もちろん、単なるハグだった。しかし、その振る舞いが示すものはそれより大きかった。リアーナは、中学校のときから知っている地元の子のような、ある種、気取りのないバイブスを放っていたのだ。  有名であるにもかかわらず、リアーナは常に、信念のために、そして自分と同じ人々のために、そのままの自分であり続けた。彼女は私たちと同じ人間のひとりだと感じさせた。もちろん、インスタグラムに8400万人以上のフォロワーを持つグローバルなセレブリティという彼女のポジションが、他の人なら障害があるところにも入り込んでいく道を築く役に立った。彼女は、そのプラットフォームを使って権力に対して正直に発言することか

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(2020/08/23)