もし75年前にTwitterがあったら…歴史をSNSで伝え直す重要性(TOKYO MX)

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TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。8月11日(火)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、令和メディア研究所主宰で白鴎大学特任教授の下村健一さんが“SNSで伝え直す歴史”について述べました。 ◆75年前の日記をTwitterで追体験 被爆から75年、「もし75年前にSNSがあったら」をテーマに、当時広島で暮らしていた3人の若者の日常をTwitterで発信する取り組み「1945ひろしまタイムライン」が注目を集めています。これはNHK広島放送局による企画で、当時の若者が書き残した日記を題材にアカウントを開設したということです。 この企画は、新聞記者の一郎さん(32)、妊婦のやすこさん(26)、中学生のシュン君(13)と実在した3人の日記を、一般市民11人がTwitterに変換。そのメンバーには元TBSアナウンサーの久保田智子さんも参加しています。 Twitter上には3人が感じていたことが時系列でツイートされており、どう作ったかというと、11人が日記を読み込み、関係者から聞き取りをしたり、さらには3人と同じコースを歩いたり、防空壕を掘るなど日記の内容を追体験したそう。そのなかで、久保田さんから届いたメールには、「自分たちで作ったのに6日のツイートを見返したくないと怖くなった。『あの日を思い出したくない でもわかってほしい』という被爆者の方の複雑な感情はこの延長線上にあるのかも」と綴られていたといいます。 ◆“SNS”で歴史を伝え直すことの魅力 SNSで歴史を伝え直すことの魅力について、下村さんは「一番伝えなければいけない次世代に届きやすいこと。平和学習の限界を突破できるんじゃないか」と期待を寄せます。実際Twitterには同調する書き込みがあり、「いい意味で巻き込まれている」と言います。 また、日記以上にリアルタイムで感情の動きが刻々と見えることも大きな魅力。「どういう感情の揺れ動きがあったのかを理解することは重要。特に今、このコロナの揺れ動きのなかでは」と下村さんは指摘。 一方、難しいのは「当時の感覚や文脈を知って、今の感覚と橋渡しすること」。シュン君の代弁をしている高校生は「シュンと見る人を繋ぐために私たちが挟まっている」と実感を話していたとか。 そして、下村さんは原

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(2020/08/23)