進む円高の背景は「円安 = 日本株高」ではなく「ドル高 = 米国株買い」 米国の利上げ再開を注視すべき理由(マネーの達人)
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日米の金利差が縮小してしまったことにより円高が定着していますが、さらに重要なのが為替の変動幅が大幅に縮小してしまっていることです。
現状のドル円の為替変動幅は、コロナ感染者数増加や米中関係悪化の報道を受けてもそこまで大きくはブレなくなっています。
しかし、ここで注意しておかなければいけないのが、変動幅が縮小したからといって株式市場に全く影響がないわけではないということです。
変動幅が縮小したことにより、少ない変化により市場に与える影響(為替感応度)が拡大しているのです。
数か月間の状況から見ると、ドル円が50銭ほど円安に進むと米国株高、50銭円高になると米国株安となる傾向が何度も見受けられます。
通常であれば、数円の値動きで起こるはずの株価の変動がわずかな為替の振れ幅で起こっているのです。
株式市場にとって金利の低下は追い風となることから、相対的に緩和規模が巨大な米国株もしくはそれに準ずる金融資産が買われているため、
「ドル高 = 米国株買い」
という構図になっているのです。
意識しておかなければ見逃してしまうような変化なので必ず押さえておきましょう
実際に、私が米国株を売買している時も、
為替がわずかに円安に傾いた時を狙って買い注文を入れることでうまく運用成果を残せている
ので、参考にしてください。