飛ばすための専用タワーも…社長がハマる紙飛行機の世界(産経新聞)

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 広島県福山市に「折り紙ヒコーキ協会」がある。紙飛行機の全国大会や世界大会を開催するなど精力的に活動しているが、その中心にいるのは精密機械製造業の社長。協会会長を務めるだけではなく、自宅に紙飛行機の博物館をオープンしたり、紙飛行機を飛ばす専用タワーを建設したりするほどの紙飛行機愛好家だ。 【写真】紙飛行機を飛ばすためだけに建てられた「とよまつ紙ヒコーキ・タワー」  ■紙飛行機にもコロナ  「年間30~50回のイベントを行っているが、9月末まで中止になった」。新型コロナウイルスの影響をこう話すのは同協会事務局長の藤原宣明さん。同協会のサイトでは、全15種の紙飛行機の折り方を日本語と英語で紹介した「ORIGAMI PLANE」(1100円)や、サトウキビの搾りかすから製造された競技用「バガス紙」(A4、10枚入り)などを販売しており、藤井さんは「紙飛行機を飛ばすのは少しのスペースがあればできる。ぜひ子供たちに投げてほしい」と呼びかける。  同協会は平成7年に設立。紙飛行機の全国大会や世界大会を開催するなど精力的な活動を展開している。同市の精密機械製造業「キャステム」の戸田拓夫社長(64)が会長を務めているのだが、年商67億円の精密機械製造会社と紙飛行機との関連がすぐには浮かばないでいると、「すべては戸田社長の趣味から始まった」と藤原さんが教えてくれた。  ■ギネス記録も保持  藤原さんによると、戸田社長は大学時代の病気療養中に紙飛行機作りにはまった。以降、紙飛行機への情熱は衰えるどころかますます盛んになり、13年3月、自宅の庭を改装して「紙ヒコーキ博物館」をオープンさせた。  博物館には戸田社長自らが製作した約800種類におよぶ紙飛行機を展示。折り鶴やハリセンなどさまざまな形の紙飛行機が並んでいるが、「飛ばない紙飛行機は紙飛行機ではない」と戸田社長がいうだけあり、すべて飛ぶという。  さらに、15年には広島県神石(じんせき)高原町の米見(よなみ)山(663メートル)の山頂に、総工費約1億円をかけて「とよまつ紙ヒコーキ・タワー」を建ててしまった。紙飛行機を飛ばすためだけの施設にもかかわらず、多い日には数百人が訪れるという。  そして、22年12月には「紙飛行機の室内滞空時間29・2秒」というギネス記録を樹立した。紙飛行機は10秒以上飛ばすことは難しく、2

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(2020/08/23)