どう描かれる光秀と秀吉の出世競争。魑魅魍魎の京都人脈登場……。残り23話、後半戦の不安要素【麒麟がくる 満喫リポート】(サライ.jp)

【リンク先抜粋】
* * * ライターI(以下I):いよいよ来週『麒麟がくる』が再開されます。前代未聞の11週の休止期間を経ての再開です。 編集者A(以下A):待ちにまったという人が圧倒的でしょうが、関係者は視聴者が戻ってくるか気が気でないでしょう。 I:そんな中、8月14日には後半戦の新キャストの一部として、正親町(おおぎまち)天皇、今井宗久、摂津晴門(せっつ・はるかど)、覚恕法親王(かくじょほっしんのう)、筒井順慶、二条晴良、朝倉景鏡(かげあきら)、お市、浅井長政、足利義栄の配役が発表されましたね。 A:はい。ネットニュースで知りました。戦国の荒波に翻弄された室町幕府第14代将軍・足利義栄が登場するとは感慨深いです。彼は義輝、義昭の従兄弟にあたる人物なんですけどね。 I:この後、義輝・義昭の血脈は公式には残りませんでしたが、義栄の弟の流れが阿波徳島藩で〈平島公方家〉として続きます。 A:八幡太郎義家以来の源氏の名門足利家(足利家の家祖・義国は義家の四男)ではありますが、平島公方家は徳島藩で冷遇されたようです。そんなに登場場面は多くないとは思いますが、足利義栄のシーンを見た後に、足利将軍家唯一の生き残り家系だった平島公方家の行く末にも思いを馳せてほしいですね。 I:少し脱線してしまいました。来週からいよいよ後半戦が始まります。前半戦はその大半を美濃編に割かれたわけですが、同じような構成の『国盗り物語』(1973年)では桶狭間の戦いは第20話でした。 A:『国盗り物語』は全51話ですから、全44話予定の『麒麟がくる』とは単純に比較はできないですが、『国盗り物語』では、第26話で〈上洛〉の回が描かれました。越前攻めが第29話、叡山焼き討ちが34話、小谷落城が38話でした。 I:『麒麟がくる』の最終回が予定されている44話は『国盗り物語』では〈村重謀叛〉。荒木村重の謀叛の回でした。 A:天正6年ですから本能寺の変4年前ですね。村重嫡男の村次には光秀の娘が嫁いでいますから、『麒麟がくる』でもトピックになるんでしょうね。 I:Aさん、なんか、今回はテンションが低いですね? A:いや、冒頭で新キャストについて触れましたが、しばらく〈京都伏魔殿〉編と命名されたシリーズが展開されるようです。二条晴良や摂津晴門、正親町天皇などがキャスティングされているのは本来喜ばしいことなの

続きはこちら

(2020/08/23)