ポベトキン、逆転TKOで7年ぶりヘビー級王座奪回(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
ボクシングのWBC世界ヘビー級9位アレクサンデル・ポベトキン(40=ロシア)が22日、逆転TKOで王者に返り咲いた。 WBC世界同級暫定&ダイヤモンド王座決定戦が22日にロンドン近郊であり、暫定王者ディリアン・ホワイト(32=英国)の初防衛戦で対戦。4回に2度ダウンを喫するも、左アッパー1発で5回30秒TKO勝ち。13年のWBA世界同級王座陥落以来、7年ぶりの王座奪回となった。 ポペドキンはホワイトにジャブでペースをつかまれ、4回には左フックに右ひざをついえて先制のダウンを奪われた。ダメージは少なくプレスをかけて反撃も、終了間際に左アッパーで2度目のダウンを喫した。立ち上がったところでゴング。続く5回開始早々、今度はポベトキンが左アッパーをさく裂させてバッタリあおむけにした。レフェリーは即座に試合を止めた。 ポペドキンは「キャリアで最高のパンチだったと思う。あれで終わるとは思わなかったが」と振り返った。2度ダウンをはねのけての逆転勝利にも「ダウンしたが自信はあった。左右のアッパーは効果があると練習していた」と冷静に話した。 04年アテネ・オリンピック(五輪)で金メダルを獲得し、05年にドイツでプロデビューした。11年にWBA世界同級王座を獲得。13年にはWBA・IBF・WBO世界同級スーパー王者ウラジミール・クリチコ(44=ウクライナ)との統一戦で判定負けして陥落。18年には同世界3団体王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)に7回TKO負け。黒星はこの2つだけ。ヘビー級戦線に再び浮上も、次戦は再戦の可能性が高いようだ。 また、女子世界ライト級4団体王座戦は、統一王者ケイティ・テイラー(33=アイルランド)が初防衛した。昨年統一戦となった前WBC同級王者デルフィーヌ・ペルスーン(35=ベルギー)との再戦。2~6ポイント差の3-0で判定勝ちし、16戦全勝(6KO)とした。 この興行は英マッチ・ルーム社エディ・ハーン・プロモーターが、ファイト・キャンプと題したシリーズの最終日としてブレントウッドで開催された。同本社がある約6万平方メートルあるハーン氏の生家の庭園に、リング、スタジオなどが設置された。無観客での開催も、入場前には数十発の花火が打ち上げられるなどの演出でショーアップされた。

続きはこちら

(2020/08/23)