メルセデス、スペインGP完勝もまだ油断はせず「タイヤ問題は解決していないと思う」(motorsport.com 日本版)
【リンク先抜粋】
メルセデスは第5戦F1 70周年記念GPでタイヤマネジメントに苦しみ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに敗北を喫したものの、第6戦スペインGPではルイス・ハミルトンが逆に完璧なレース運びをみせ、優勝を飾った。
【動画】2020F1第6戦スペインGP決勝ハイライト
メルセデスのチーフストラテジストであるジェームス・ボウルズによると、スペインGPに向けて、シルバーストンで苦しんだタイヤのブリスターの問題に対処するために、チームは信じられないほどの仕事をしてきたという。
「(スペインGPは)シルバーストンの後だったので、タイヤやその管理、そしてブリスターを含む、レース中のオーバーヒートなど多くの焦点があった」
ボウルズは、メルセデスがレース後に公開している動画でそう語った。
「それを乗り越えるために、数日しか時間がなかった。言うまでもなく、これらふたつのイベントの間に、劇的にクルマを変更することはできない」
「バルセロナではクルマのダウンフォースが大きく、シルバーストンよりも大きなウイングを搭載して走るが、それ以外は基本的にクルマのデザインを変えることはない。だからすでに持っているもの、セットアップやマネジメントに関する作業をする」
ボウルズは、チームが行なってきた作業の成果を別のサーキットで評価するのは難しいと認めた。
「シルバーストンに戻る必要があったとしたら、最適化できていなかった部分を強調することができるだろうが、同じサーキットと同じコンディションでレースができなければ、その検証ができないのが問題だ」
「バルセロナでセットアップを微調整し、タイヤの使い方に関するアプローチを少し変更した。ほんの数日で行なわれた驚くべき作業が、レースで報われたことを嬉しく思う」
「我々はフェルスタッペンと同じくタイヤを労っていたが、パフォーマンスが必要な時にそれを発揮することができた。そしてルイスは、レースの重要なポイントで差をつけることができたんだ」
「バルテリはレースの大部分で他の2台を追って乱流の中を走っていたので、オーバーヒートが悪化していた。それでも彼はトラフィックをくぐり抜け、フェルスタッペンにアンダーカットを仕掛けられる位置でレースができた」
「それは7日前(の70周年記念GP)と比べると驚くべき変化だ」
しかしながら、ボウルズ