開幕から11週で9戦を開催……超過密日程のF1は「少しやり過ぎ」とフェルスタッペン(motorsport.com 日本版)
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新型コロナウイルスの流行により、2020年シーズンのF1の開幕は7月までずれ込んだ。しかし、そんな中でもF1が目標とする「15~18レースの開催」を達成するために、連戦に次ぐ連戦が行なわれる過密日程が組まれることとなった。
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7月5日にオーストリアで開幕した今シーズンは、11月1日までに13レースが行なわれることが決まっている。中でも開幕からの9戦は『3連戦→1週空き→3連戦→1週空き→3連戦』と続く前例のないレベルの過密日程であり、実に11週間で9戦を開催することとなる。
これに関してマクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は先日、3連戦のフォーマットはレースチームに負担をかけるため、今後の標準になることはあり得ないと語っていた。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンも、F1がレースを開催する必要性を認めてはいるが、3連戦が3度も組み込まれることは「少しやり過ぎ」だとして、ザイドルの意見に同調した。
「今のところは大丈夫だ。僕たちはかなり長い休みをとったからね」とフェルスタッペンはスペインGPの際に語っていた。
「来年は3連戦が続くようなことは起きないと思うし、起きて欲しくない。ちょっとやり過ぎだと思う」
「もちろん、今はそれを受け入れるしかない。僕たちはレースに参加して、できる限りのことをしようとしている」
「3週連続というのはほとんど限界に近いと思っている」
一方、ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、ほぼ毎週レースが開催されるということの厳しさを楽しんでおり、カートに乗っていた時のことを思い出すと語った。
「毎週、金曜の夜から両親とサーキットに出かけていたから、当時のことを思い出すよ」
「僕はそれを楽しんでいた。その生活には慣れてしまっていたし、好きなことをしていた訳だからね」
「世界最高のトラックでレースができるなんて、信じられないことだよ」
そう語ったラッセルだが、彼は毎週のように各国を転戦するチームスタッフの健康面を心配している。
「チームのことは心配している。家から離れて3週連続のレースを戦っている彼らにとっては本当に大変だろう。レースの合間を縫って世界中を飛び回っているんだ」
「僕はこれが好きだ