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　楽天の涌井（３４）が止まらない。１９日の日本ハム戦に勝って、開幕からの連勝を８に伸ばした。 　開幕８連勝の菅野（３０）は、今オフのメジャー挑戦がウワサされている。菅野に比べると少しばかりトウは立っているものの、涌井も投球内容は圧倒的だ。西武時代には本気でメジャー挑戦を視野に入れ、代理人まで決めた経緯がある。 　仮にメジャー挑戦するとしたら、どれくらいの値が付くのか。 　あるメジャースカウトに聞くと、「涌井が大リーグ挑戦する？　寝言は寝てから言えって」とニベもない。 　すでに３４歳。今オフにメジャー挑戦するとしたら、プレーするのは３５歳のシーズンからになる。 　メジャーには年齢という高い壁がある。３５歳を境に、選手に対する評価はガクンと落ちる。野手ほどではないにせよ、投手も同様だ。 「４３歳まで１１年連続２ケタ勝利をマークしたクレメンスや、３８歳のシーズンから４年連続で２ケタ勝ったグラビンらは例外中の例外。クレメンスには規格外の剛速球とスプリット、左腕のグラビンには針の穴を通すコントロールがあった。まとまっていても突き抜けた武器のない涌井では年齢の壁は越えられない」とは前出のスカウト。開幕８連勝でもメジャー契約は難しいというのだ。

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(2020/08/20)