高卒1年目18歳にして鹿島の切り札。安部裕葵が持つ「柔軟性ある芯」。(Number Web)

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 鹿島に年代別代表にと、これからの彼はより忙しくなることは必至で、さらに注目を浴びていくことだろう。だが、注目度が増していく中で、安部本人は至って冷静だ。  「周りから『順調だね』と言われますけど、スタメンで出たジュビロ磐田戦も0-3で負けていますし、決して順調だと思っていません。それに1年目が良いからと言って、将来が決まった訳じゃない。1年目が良くても、2年目、3年目で出られない選手も沢山いるし、自分もそうなる可能性はあると思います。  先のことは今考えても分かることではないので、とりあえずその日の練習、次の日の練習をやることしか考えていません」  モンゴルに旅立つ直前の成田空港で話を聞いた時、彼は今の自分をこう分析し、浮ついた気持ちは一切無いことを感じさせてくれた。  高校時代は無名の存在と言ってよかった彼が、強豪・鹿島においてルーキーとは思えない堂々たるプレーぶり、そしてこうした冷静な受け答えをする姿に、多くの人が驚いたことだろう。  もしかしたらそんな彼のキャリアを「シンデレラストーリー」と呼ぶ人がいるかもしれない。  しかし彼がずっと歩んで来た道は、分かりやすいエリート街道や栄光の道などではなく、高校時代から変わらない「日々の練習」という地味な道程だったのだ。

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(2017/11/09)