想像できる? 観客のいないマスターズで勝利をつかむのは誰か(みんなのゴルフダイジェスト)

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オーガスタの杜が咲き誇る花々に彩られ1年でもっとも美しく輝く4月の第2週。昨年タイガー・ウッズが奇跡の優勝を飾ったとき大会にカラフルな色を添えたのがパトロンだった。だが今年その姿はない。 マスターズの日程が4月から11月に変更されたときには、主催者はチケット購入者に11月の大会に振り替えられると伝えていた。つまりその時点では11月になればコロナパンデミックも収まりパトロンを迎えて例年通りの開催にこぎつけられる、という楽観的な見方をしていたのだ。 しかし9月にウィングドフット(ニューヨーク)で行われる全米オープンの無観客開催がUSGA(全米ゴルフ協会)から発表され、8月に入ってからオーガスタ市長が「群衆の立ち入りを禁止することを期待している」と表明したこともありパトロンを入れずに行うことが決定した。 「さまざまな観点から検討を重ねて参りましたが11月にパトロンを迎える潜在的リスクはあまりにも大きく克服できないと判断しました」とオーガスタナショナルのチュアマン、フレッド・リドリー氏。 近年マスターズの入場券は高騰し2020年のマスターズ観戦チケットは流通マーケットで全日券が11450ドル(約120万円)で取引されていた。月曜日から水曜日までの練習ラウンドを観戦するだけでも1日、5万円から6万円かかるといわれるプラチナチケットは幸い21年のマスターズに振り替えが効くという。 ロリー・マキロイは「ギャラリーのいないライダーカップはライダーカップではない」といった。ではマスターズは? 練習日から大勢のパトロンが入るマスターズは「試合に入る前にもう緊張してクタクタになる」という選手が多い。「たとえば16番(池越えのパー3)ではパトロンが水切りショットをリクエストしてくる。それに応えて拍手を浴びたい、という気持ちについなってしまうんだ」。もちろんベテランはパトロンの挑発をさらっと流して本番に集中。そこに強みがある。 開幕前からすでにゴルフの祭典ははじまっている。それはひとえにパトロンの存在があってこそ。通常の試合でも練習ラウンドとギャラリーが入ってからでは「景色が違う」とプロは口を揃える。舞台がオーガスタならなおさらだ。 異例づくしのマスターズで紅葉をバックにグリーンジャケットに袖を通るのは果たして誰?

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(2020/08/14)