【Editors Talk Session】今月のテーマ:配信ライヴが今後のシーンにもたらすもの(OKMusic)
【リンク先抜粋】
千々和:今回は配信ライヴを行なっているバンドにお話をおうかがいしたく、おふたりに参加していただきました。コロナ禍でライヴができなくなり、思うように活動もできない現状についてどう思われていますか?
赤飯:オメでたい頭でなにより(以下、オメでた)はお客さんとの距離が近いのライヴに重きを置いているバンドだと僕は思っています。それこそが一番大事にしているもので、自分自身もそれを正しいと信じて、それに生き甲斐を感じてライヴをしていました。しかし、その生き甲斐であり、“バンドの武器”と考えているライヴが封じられている現状です。すっかり意気消沈してしまいました(笑)。だって、ほぼ毎週一本はやっていたものですから。
豊島:思ったよりも深刻だったよね。バックドロップシンデレラ(以下、バクシン)はライヴをやると密々の密な感じで、ソーシャルディスタンスもないのですが、それが持ち味だという自覚がある中で、そのライヴができない状況になった。もともとライヴが多かったバンドではあったんですが、実はそんなにバンドとして意気消沈みたいな感じではなくて。ちょっとした開き直りみたいなところもあるというか、周りのバンドもライヴをやれていないんだから仕方ないっていう節がありましたね。逆に今まで忙しかったから、ヴォーカルのでんでけあゆみに関してはちょっと喜んでいたり(笑)。
全員:(笑)。
豊島:もちろん最初のうちだけですけど(笑)。ライヴがないということでは、今のところ“まぁ、大丈夫かな”と思ってはいるんですけど、経済的な話になってくると若干昨年よりは大変ですね。
千々和:そのような状況から配信ライヴをやるために動き出したのはいつ頃ですか?
豊島:僕が池袋Live garage Admというライヴハウスで店長をしているということもあり、配信ライヴを池袋Admでやろうと動き始めたのは、緊急事態宣言が発動された瞬間からでした。4月7日に発動されて、4月の後半くらいからは自分のバンドではないんですけど、他のバンドで配信ライヴのブッキングを始めましたね。池袋Admで弾き語りの配信ライヴを最初にやったのは僕で、そのライヴをやった日にバクシンでもやろうと決めて、5月31日にバンドでもやったんです。
石田:その弾き語りライヴで何か手応えを感じられたんですか?
豊島:想像していたよりも楽しかったんですよ。性