“中身が別物の場合も…”メーカーが頭悩ます『高級シャンプー転売問題』警察も捜査(MBSニュース)
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1本6千円以上の高級シャンプーを、製造番号を消してインターネット上で不正に販売したとして、警察は美容室の運営会社と経営者を書類送検しました。
インターネットの販売サイトにずらりと並ぶシャンプーやトリートメント。セットで1万円を超える高級品ばかりです。多くの女性を虜にする高級シャンプーの魅力とは…?
(20代女性)「やっぱり値段が違うだけあって、洗いあがりも全然違いました。洗いあがりがサラサラで。」
(40代女性)「めっちゃいいです。海に入るのでパサパサするんですけど、変わりますね。一回それ使ってしまうとと戻れなくなってしまう。」
京都市に本社を置くヘアケア用品メーカー「COTA」。1本6000円以上する高級シャンプーなどを商品展開していますが、今、頭を悩ませているのがネット上での“不正販売”です。
メーカーの正規品には容器の底などに『製造番号』を入れることが法律で義務付けられています。品質トラブルなどがあった場合、製造番号をたどることで、製造場所・時期・出荷先を特定するためです。ところが、ネット販売にはこの製造番号が消された「COTA」が出回っているといいます。
(COTA・広報IR部 西村充弘部長)
「こちらが不正販売されているものです。このように製造番号が消されてしまっていると。メーカー側に追跡されないように、誰がどこで商品を流したのかわからないようにするために、製造番号が消されているのではないかと思います。」
高級シャンプーを扱うメーカーの多くは“髪質にあった商品”を選んでもらうため、美容室の店頭のみでの販売に限っていて、ネット上で売られているものの多くは契約違反にあたります。
また、“中身が違うもの”もあるといいます。
(COTA・広報IR部 西村充弘部長)
「偽装品が販売されているケースもあります。容器は確かに弊社の製品の容器になっているんですけども、中を確認した時に、ちょっと何かよくわからないものが入っていたり、においが違っていたり、形状が違っていたり、というようなケースも過去にありました。」
安全性とブランドの価値が毀損されることを危惧したメーカーは警察に通報していました。そして…
(記者リポート)「捜査員が押収物を持って出てきました。」
今年6月、警察は神戸市の美容室運営会社「ダブルカラー」を捜索。