ウィズコロナの夏競馬攻略!智将・中村均元調教師が極意伝授(東スポWeb)

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 場内の熱気や歓声が伝わることがないため、出走全馬がリラックスして人気通りの結果が多くなる――。コロナによる無観客開催が始まる前、こう言われていたはずの中央競馬が今夏、荒れに荒れている。その原因解明は容易ではないが、重要なのは一筋縄ではいかない令和2年のウィズコロナ競馬をどう攻略するかだ。そんな難題に立ち上がってくれたのは奇襲印(★)でおなじみ、本紙専属競馬評論家の中村均元JRA調教師(71)。今年、スポーツ功労者として顕彰された逆転競馬の達人が、“下克上馬券”のヒントをくれた。  今年、中央競馬が大きく荒れている。4月25日にJRA史上最多となる単勝万馬券一日5本が出たかと思えば、先月19日には2重賞(函館記念、中京記念)がともに3連単300万超えの配当になった。2月29日からの無観客開催が始まる前は、観客がいなくなることで馬のイレ込みが減り、実力通りのレースが増えるとの前評判だったが…なぜ? この問いに対する答えは容易ではない。 「私もなかなか馬券で難儀をしているし、確かに今年の競馬は荒れています。でも、それがどんな要因によるものか明確な答えは難しい。ただ、こじつければいくらでも言えることはあります。例えばいつも競馬場に行ってパドックを見て馬券を当てていた人は、無観客開催でそれができなくなっています。そういうところも人気と結果のバランスの崩壊につながっているのかもしれない」  こう話すのは智将・中村均元JRA調教師だ。こんなところにもコロナが侵食している? 特に波乱が顕著なのは宝塚記念が終了し、本格的な夏競馬がスタートしてから。  CBC賞で13番人気のラブカンプーが激勝したのを皮切りに、7月以降の平地重賞では単勝2桁人気の馬が5勝した。 「夏場の競馬は本来なら逆転されることがないほどの能力差がひっくり返ってしまうことが多い。個々の能力以上に、暑さがレース結果に影響しますから。昔は、夏に走っている馬といえば夏場に強い馬ばかりでしたが、今は厩舎内でクーラーやミストをつけて暑さをあまり感じない。そういう馬が競馬に出走するたびに、強い暑さにさらされて参ってしまい番狂わせが起きる…。こんなこともあるかもしれません」  問題は難解な今の競馬をどう攻略するかだ。人気いかんにかかわらず、智将には経験則上、夏場に無条件に評価を下げるべき馬がいるという。 「休まずに

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(2020/08/14)