館山で海難事故相次ぎ1人死亡 遊泳前に飲酒、釣船甲板で転倒、ゴムボート転覆 千葉海上保安部(千葉日報オンライン)
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館山市周辺海域で9日、海難事故が3件発生し、男性1人が死亡した。
館山市見物の見物海岸で午後1時50分ごろ、海水浴をしていた東京都在住の男性(41)が行方不明になり、一緒に遊びに来ていた男性が巡回中の消防隊員に通報した。千葉海上保安部によると、消防と同海保が付近を捜索。同3時半ごろ、海岸から約1キロ離れた沖合で、うつぶせの状態で浮かんでいる男性を発見し救助したが、その後、死亡が確認された。
男性は知人ら23人と海岸を訪れていた。遊泳前に飲酒していたという。同海岸は例年、海水浴場として開放されておらず、ライフセーバーなどはいなかった。
館山市の沖合では、午前5時30分ごろ、釣り船の乗客男性(43)=都内=が甲板で転倒し、左膝下を負傷。釣り船店の女性が消防に通報し、館山市内の病院に搬送された。
館山市香沖で午後4時ごろ、消防から同保安部館山分室に「手こぎゴムボートが転覆し、2人が漂流している」と通報があった。ボートに乗っていたいずれも市原市の20代の会社員男性2人は約20分後、消防に救助され、けがはなかった。
2人は友人と遊びに来ていた。香漁港に隣接する旅館の海岸から手こぎゴムボートで出艇したところ、オール1本が流され、回収しようとした1人が海に入ったところ、沖合に流され転覆。陸で見ていた友人が消防に通報した。
当日は南西の風が強く、遊泳事故発生場所は安全管理体制の不十分な場所だった。今年は新型コロナウイルスの影響で、千葉県内全ての海水浴場が閉鎖されている。同保安部は今夏は引き続き、海岸での遊泳を控えるよう呼び掛けている。