なぜ「ホンダe」は航続距離を割り切ったのか? FWDをやめてRR方式を採用した理由(GQ JAPAN)

【リンク先抜粋】
ホンダeの○は、まずもって見た目である。見ているだけだからして、これは最大の○だ。 外観は現行「N-ONE」にちょっと似ている。ホンダ4輪の原点である「N360」、そのあとの初代「シビック」に似ている、ということである。それらをベースにフラッシュ・サーフェイス化を徹底し、そこにホンダのロボット「アシモ」のデザインをふりかけた感じ。丸型ヘッドランプを採用して、全体にラブリーな印象に仕上げたところが○だ。小型車はカワイイに限る。 インテリアもイイ。○である。リビングをイメージしたそれは、水平基調のウッド・テーブルを模したダッシュボード上に大型スクリーンが並んでいる。12.3インチのスクリーンを2画面並べて、ここに写真を映し出して壁紙にすることもできる。ダッシュ全体が低くて、たいへん広々と感じる。まさにモダン・リビングである。 同時に、初代シビックがモチーフだ、と、すぐにわかる。2本スポークのステアリング・ホイールも、初代シビックを知っているひとには感涙だ。 昔のホンダ車を知らないひとや若者には、新鮮で新しいと感じるんです。レトロを狙ったわけではなくて、よき普遍的なデザインは似てくる、という意味のことを開発責任者の一瀬智史(いちのせ・ともふみ)氏は語った。 スマートフォンにダウンロードしたアプリを使うと、Bluetoothを介してドアの施錠/開錠や、フロントの充電/給電ポートのフードを開けることができる。 だけど、クルマ本体の電池がなくなったら、どうするんだ?  こんなになにもかも電気仕掛けにしたら、ドアも開かなくなるではないか。と思ったけれど、ホンダeはEVだから、毎日家に帰ったら充電ケーブルと接続されているだろう。バッテリーがあがることはまずないのではあるまいか。愚問でした。ぜひにおよばず。×である。 「オッケー、ホンダ!」と呼びかけると、ホンダパーソナルアシスタントが音声認識で答えてくれる。すでに「OK、Google」とか「ハーイ、メルセデス」とかでおなじみのシステムだけれど、埴輪の顔みたいなイラストが出てくるところがクールかどうかは別にして日本らしい。新しいコミュニケーションに○である。 ホンダe最大の○は、過去と未来をつなぐ、というコンセプトなのだと筆者は思う。話が抽象的にすぎるというなら、ヨーロッパの小型車に範をとった、ホンダの原点回帰が大きな

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(2020/08/08)