みんなに愛される鹿島GK沖、踏み出したプロ第一歩(日刊スポーツ)

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<明治安田生命J1:鹿島2-0鳥栖>◇第9節◇8日◇カシマ 鹿島アントラーズのGK沖悠哉(20)が先発でプロデビューし、チームの今季初完封勝利に貢献した。 【写真】プロのデビュー戦となった鹿島GK沖は、完封勝利を納め笑顔を見せる 後半立ち上がりに2度のブレ球シュートを防ぐなど、守っては安定したプレーを見せた。正確なフィードも持ち味で、「みんなが足元でつなぐと、DFは選択肢が限られてラク。それを裏返す高いボールを蹴って相手の陣地を下げる意図」と、狙いをもったフィードで攻撃の起点にもなった。 ザーゴ監督は「就任当初から見てきたが、成長している実感があった。スタッフともそんな話になったし、練習試合でいいパフォーマンスを示していたので、どこかで起用したいと思っていた」と明かし、「いいパフォーマンスを見せてくれた。クラブのためにも若い選手を育てないといけないし、今後も変わらない姿勢で日々取り組んで欲しい」と満足げに話した。 指揮官は試合前、イレブンを前に「沖のためにも」とチームを鼓舞したという。試合後のオンライン取材では、沖の周りにいた鹿島のスタッフ陣から祝福の拍手が起こった。打ち合わせなどをしたわけでなく、自然発生的に起こったものだという。 沖は「デビューして無失点で勝てたことは自信になった」と話した。みんなに愛される20歳が、プロとしての大きな一歩を踏み出した。【杉山理紗】

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(2020/08/08)