“事故物件のプロ”大島てる「そうならないためにも…」管理人をつとめる事故物件サイト「大島てる」を語る(TOKYO FM+)
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大島さんは2005年に事故物件公示サイト「大島てる」を開設。当初は東京23区のみを対象としていたが、その後、徐々に対象エリアを拡大していき、現在では日本全国のみならず海外の事故物件も対象としています。
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やしろ:大島さんは霊感があるとかそういうことではなくて、事故物件のプロということですか?
大島:はい。残念ながら幽霊を見たとか、そういうようなことはありません。(事故物件は)普通の消費者として、もちろん“嫌だ”と言う側です。なんとなくわからないからこそ、気持ち悪いという立場です。
やしろ:まず、事故物件の定義を教えていただけますか?
大島:本当に簡単に言うと、“人が亡くなった経歴のある不動産”。それだけです。看取られた死は除かれます。
やしろ:そこは除かれるんですね?
大島:はい。お一人で亡くなることを“孤独死”という言い方がありますが、看取られていれば孤独とは言わないので。
やしろ:東京都には、どのくらいの事故物件がありますか?
大島:私が運営しているサイト上には、都内だけで1万件以上載っていますが、残念ながら氷山の一角の一角……程度です。自殺とかと比較すると殺人事件を嫌がる方が多いと思うのですが、日本は治安がいいので、殺人事件(の情報)はほぼ載っていると思われます。
やしろ:ほぼ載っている?
大島:はい。逆に、先ほど申し上げた孤独死などは、網羅している率がグッと下がってしまいます。殺人事件などと比べると“孤独死くらいは平気だよ”という方も多いでしょうから、結果的には上手く(サイトが)回っているかなと思います。
やしろ:事件ではない場合でも、不動産屋さんは開示義務がありますか?
大島:冷やかし客ではなくて、ちゃんとハンコを押そうというお客さんに対しては、告知しなければならない義務が法的にはあります。ただ、それが守られない場合もありますし、“この場合は告知しなくていいんじゃなかったっけ?”と勝手に解釈されている場合もあります。
やしろ:悪気があるわけじゃなくて?
大島:はい。そして、私が何よりも重視しているのは、その事故物件の隣や向かい、あるいは、事故物件が多いエリアに住みたくない……というときに(参考にしてもらえるように)、地図にして誰でも見えるようにしたいなというところです。
やしろ:それはありますね。
大島:例え