7500万円で落札! メルセデスとマクラーレンの最強コラボ「SLR」とは(くるまのニュース)

【リンク先抜粋】
 当時のメルセデス・ベンツ、メルセデスAMG、そしてマクラーレンの3社共同で開発されたSLRシリーズを手にするということは、互いの思想をすべて受け止めることに等しく、それを受け止めてこそSLRのオーナーとなる資格を得ることが可能となる。  それはSLR、いや正確にはメルセデス・ベンツ「SLR・マクラーレン」の特殊性であると考えてもよいだろう。事実この3社によるコラボレーションは、このSLRを最後に終了し、メルセデス・AMGもマクラーレンも、その後は独自のコンセプトによるスーパーカーを開発している。  それにしても、なんと美しく独特な存在感を持つモデルであるのか。今回RMサザビーズが開催した、「オープン・ロード・ザ・ヨーロピアン・サマー・オークション」には、メジャーなオークションでも珍しく、2台のSLRマクラーレンが出品されていたが、まず注目したのは、2009年に150台のみ生産された「ロードスター722S」である。  ロードスター722Sがワールドプレミアされたのは、2008年のパリ・サロンのことで、この時点ですでにSLRの生産中止は公然の噂となっていた。そのため、オープンボディに強力なパワーユニット、そして限定車というプレミアムを付けたロードスター722Sは、SLRシリーズの最後を飾るモデルになるのではないかという話さえ飛び交った。  ロードスター722Sでメルセデス・ベンツが狙ったのは、もちろんオープン・スポーツとして世界最高水準となるパフォーマンスだ。  新デザインのフロントスポイラーやリアディフューザーはCFRP素材を使用し、しかもクリア塗装を施すことで凄みを増している。車高は10mmほどダウン、19インチホイールの内側のブレーキも強化型だ。  搭載されるエンジンは、650ps仕様の5.4リッターV型8気筒スーパーチャージャーである。トップを開ければセミアニリンレザーとアルカンターラのコンビネーションによるスポーティなキャビンが視界に直接飛び込んでくる。  RMサザビーズは、このロードスター722Sの予想落札価格を65万-75万ユーロ(邦貨換算約8100万円-9300万円)としていたが、結果は60万5000ユーロ(邦貨換算約7500万円)での落札となった。出品者も満足できるレベルの価格だったということなのだろう。

続きはこちら

(2020/08/08)