現役お巡りさんボクサーは昨年の全日本新人王と対戦 9日に都内で客入れ興行(スポーツ報知)

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 7月のプロボクシング興行再開以降、首都圏では初となる客入れ興行が9日、東京・立川市のアリーナ立川立飛で行われる。8日には出場選手の前日計量、新型コロナウイルスの抗原検査などが都内で行われ、計量は全員が一発でパスし、抗原検査も全員が陰性だった。  セミファイナルのライト級(61・2キロ以下)6回戦に出場する、昨年の全日本新人王・斎藤真之助(24)=石川ジム立川=が600グラムアンダーの60・6キロ、橋本祐二(35)=折尾=が61・0キロで、ともにクリアした。昨年12月の全日本新人王決定戦以来の試合となる斎藤はリモート記者会見に応じ「久しぶりですが、いつでも試合ができるよう、練習はしてきた。コンディションは良く、動けそうです。勝つだけです」と意欲を示した。  昨年、全日本新人王のタイトルを獲得し、日本ランカー(現在18位)となった。ガソリンスタンドで週6日、午前8時から夕方まで勤務しながら練習を積んできた。コロナ禍で2度試合が延期。自粛期間中はジムが閉館していたこともあり、スパーリングなどの対人練習などは十分にできなかったが「その間、フィジカルトレーニングはしっかりやってきた。地元で試合をするのに無観客はどうかなと思っていて、お客さんの人数は減ったけど、来てもらえるのは感謝。自分の得意を見せつけて、結果、すげえなというボクシングをしたい」と意気込んだ。  一方の橋本は、福岡県警行橋署苅田交番に勤務する、現役のお巡りさんボクサーだ。高3でプロテストを受検し、九州共立大1年でプロデビュー。就職を機に一度はボクシングから離れたため、今回は2006年11月以来、約14年ぶりの試合となる。それまでは6勝(4KO)4敗の成績だった。県外の一般企業に勤務した後、「生まれ故郷の福岡のために何か役に立てないか」と考え、警察官になったという。  だが、後輩やジムの仲間らがボクシングをする姿に、いつしか情熱が再燃。プロボクサーのライセンス申請が34歳までしかできないことから、35歳になる4か月前に「今ボクシングをしないと一生後悔するから」と家族に訴え、リングに戻って来た。3人の子供も応援に駆けつけるという橋本は「デカイことは言えないけど、明日(9日)は勝ちたい。日本ランカー相手に、自分がどこまで通用するのか、楽しみです」と目を輝かせた。

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(2020/08/08)